今後も続々と報告されるであろうコロナワクチン後遺症とその死
去年の3月、当院に来院された二人の娘さんから話を聞いた。
「母はコロナワクチンを打った10日後に亡くなりました。死因は大動脈解離でした」
「予防接種健康被害救済制度に申請しましたが、結果は『因果関係なし』とのことで、却下されました」
「母はワクチンを打たなければ、今もきっと生きていたと思います。どう考えても、ワクチンが原因で亡くなったと思います。でも、認められません。それが悔しくて」
こらえきれず、娘さんは涙を流した。
「却下されたことが納得できません。死亡一時金がどうのこうのとか、お金の話ではありません。母はワクチンのせいで亡くなった。そのことを認めて欲しいんです。私の願いはそれだけです」
「もう一度、被害認定についての再請求したいと思っています。よかったら先生のほうで、意見書を作成してもらえませんか」
事情はよく分かった。深く共感したし、僕にできることがあれば協力したい。しかし、
「一度却下ということなら難しいかもしれませんよ」
上記のお母さんの接種後の経過については、以下の記事で紹介したことがある。
https://note.com/nakamuraclinic/n/n538134c03552
この記事中、地名や人名はすべて架空のものだが、内容はほぼ事実です。
つまり、市の予防接種健康被害救済の委員会に出席する委員たちは、コロナワクチンのことをまったく何も分かっていない、素人同然の医者です。
僕はこれが許せなかった。
コロナワクチン接種後の大動脈解離は、世界中で数えきれないくらいの報告がある。それなのに「発症機序として医学的にあり得ない」などと断言している。
僕が意見書を書いたとして、委員が読むかどうかわからないが、とにかく僕としても、ひとこと言わずにはいられない。
そういう気持ちで意見書を書いた。
数日前、娘さんからメールが届いた。
「去年は書類の作成でお世話になりました。
母の件につき、2025年6月9日付で○○市より連絡があり、母の死因はワクチン接種が原因であると認定されました。
早く鵜川さんと中村先生にお知らせしたいと思い、連絡した次第です。
ありがとうございました」

僕は震えました。
いったい、委員会でどのような検討が行われたのか、分からない。僕の意見書が参考にされたのかも分からない。実際のところ、最近のコロナワクチン接種後の死亡者の認定数はすでに千件を超えていて、委員会のほうでも、接種後に大動脈解離が起こり得ることを、遅まきながら理解したのかもしれない。ただ、微力ながらも、自分がこの認定に協力できたとすれば、恐悦至極、この上なく光栄なことです。
僕は、「人は死んだら終わり」ではないと思っている。死因が正しく認識されることは、死者の尊厳のために、極めて重要なことだ。
なぜか、たまたま大動脈解離が起こって死亡した、ではない。ワクチンを打って、そのせいで大動脈解離が起こったんだ。もっとあからさまに言うと、ワクチンで殺されたんだ。自然死か、他殺か、それぐらいの違いがあると思っている。
死者の尊厳のために、自分が何らかの仕事をできたのかもしれない。僕が震えたのは、そういうことです。
コロナワクチンについて、情報開示のスピードが最近上がってきたように思う。

接種者の体内には、接種から2年経ってもスパイクタンパクが残っている。
すでに僕が過去に何度も言ってきたことだし、先日の記事でも岩崎明子教授のことに触れた。
https://note.com/nakamuraclinic/n/nc3b6270fa161
大きいのは、「接種から2年経ってもスパイクタンパクが残留」と言っているのが、文春オンラインだということです。
大手メディアがついにこの問題を真正面から取り上げた。
僕はそこに感嘆します。ああ、もうそういう段階に入ったか、と。
もうひとつ、以下の報道にも同じようなことを感じた。

コロナ禍は本当に狂った時代で、産婦人科学会はあの人体実験ワクチンを「妊婦も打て」と言っていました。「打たなければ、うちでお産を見ることはできない」などという産婦人科医もいた。未接種を理由に診察拒否なんて、医師法違反じゃないの?
一般人が服用していい薬であっても、妊婦は使うべきではないという薬はたくさんある。それなのに、あろうことか、まだ治験段階にある緊急承認ワクチンを、学会総出で「打て打て」と推奨した。
コロナ前、まともな産婦人科医は、「アルコールはダメだよ。コーヒーも控えてくださいね。できれば、マグロとかクジラとか大型魚は水銀が多いから避けたほうがいいし、ヒジキもヒ素のリスクがあるからやめておこう」などと言っていたものだけど、コロナ禍になって一転、人体実験ワクチンを打てと言い出すのだから、狂気の絶頂を見た思いだった。
さて、そんなプレッシャーもあって、妊娠中にコロナワクチンを打った妊婦も数多くいたことだろう。
妊娠早期にコロナワクチンを打てば、流産する。しかし、妊娠後期に打てば、生まれてくる。その生まれてきた子供に、何らかの異常はないだろうか?
上記報道によると、接種した妊婦から生まれた子供の血中に異常タンパク(アミロイド様線維)が確認されたという。

アミロイド様線維がどんな病気のリスクになるのか。記事にはまったく言及がない。不安をあおることになるので、あえて説明しなかったのだろうか。
でも、これについてははっきり言うべきだと思う。
まず、アミロイドがたまる病気は、ざっくりアミロイドーシスと言いますが、どこに蓄積するかによって、症状が変わってきます。
一番有名なのは、アルツハイマー病(AD)。脳にアミロイドがたまって、神経細胞が死んで、認知機能が低下するという。
パーキンソン病(PD)で蓄積するのは、αシヌクレインだけど、αシヌクレインが凝集すればアミロイド様線維になるから、別ものではない。
異常タンパクの自己凝集っていうことで言えば、プリオン病が起こっても不思議じゃない。1個の腐ったリンゴがリンゴ全体を腐らせるように、異常プリオンが正常プリオンをアミロイド化させて、急速に神経変性していく、みたいな可能性もある。
アミロイドーシスというのは、アミロイドがどこに蓄積するかの問題で、脳にたまれば、AD、PD、プリオン病とかの脳神経疾患になるし、膵臓にたまれば糖尿病になるだろう。他にも、心臓、腎臓、肝臓、あらゆるところが病気のリスクになる。
たとえば2021年に接種した妊婦に生まれた子供は、今、4歳。その子が将来どうなるか。現時点で、血中にアミロイド様線維があるとして、それがこれからどうなっていくか。無害なままで終わるかもしれないし、そうではないかもしれない。こればっかりは様子を見るしかない。また、今回の研究では、妊婦が打った場合にその子供に異常タンパクが見られたわけだが、接種済みの女性が妊娠、出産した子供はどうなのか。何らかの異常タンパクが検出されないか。まだまだ分からないことばかりだ。あのワクチンが人体実験ワクチンだったというのは、そういうことです。
コロナワクチン接種者に磁石がつく現象について、過去に何度か紹介したことがありますが、この現象を真正面から取り上げた査読済み論文が出ました。

磁石現象について、僕は2021年から言っていました。
ただ、ワクチンのリスクを指摘するだけでも猛批判を受けた当時の空気のなかで、磁石現象を強く主張することはできませんでした。

ワクチン接種により、体が磁性をおびて、スプーンなどの金属がくっつく人が多数います。機序としては、スパイクタンパクとヘプシジン(鉄タンパク)との相同性、治療法として、NADの塗布が挙げられています。

先日、船瀬先生と久しぶりにお会いした。船瀬先生とは、『コロナワクチンの恐ろしさ』の共著がある。
この本の帯に、『阿鼻叫喚が始まるのは、2年後~5年後なのです』とある。最近のネットニュースなどを見ていると、芸能人の訃報がやたらと目に付く。それも、比較的若年の突然の癌とか。
僕としては、当然、ワクチンのせいだと思っている。すべてがそうだとは言わないけど、かなりの割合で、ワクチンが原因だろうなと。
しかし、世間の多くの人は、それがワクチンのせいだと気付いていないか、あるいは気付いたとしても、声を上げない。
見える人からすれば、阿鼻叫喚の地獄絵図は、着実に進行しているのだが、どうも世間はそれを認めるつもりはなさそうだ。

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