トランプ氏、イランへの規制緩和発言を撤回。「必要とあらば再びイランを爆撃する用意がある」と述べる
トランプ大統領は「疑問の余地なく」イランを再び爆撃すると述べ、制裁解除の予定はないと表明
金曜日 (6月28日)の記者会見でトランプ大統領は、両党の有力な上院議員と下院議員が懐疑的な見解を表明したにもかかわらず、イランの核計画は「消滅した」との考えを改めて表明した。
重要なのは、トランプ大統領が、イランにはもはや実質的に核計画がないとの見方から、制裁を緩和、あるいは撤回する用意があると示唆した以前の発言を撤回し、必要とあらば再びイランを爆撃する用意があると述べていることだ。
ドナルド・トランプ大統領は金曜日、イランが大統領が許容できる水準以上にウランを濃縮できると情報機関が判断した場合、「迷うことなく」再びイランを爆撃すると述べた。
「疑いの余地はない。絶対にそうなる」と彼はホワイトハウスの記者会見室で記者団に語った。
トランプ大統領はイランについて、「彼らは疲れ果てている。核兵器のことなど考えていない」と述べた。
イランが戦争に勝利したというアリー・ハメネイ師の主張に応えて、トランプ氏は「イランはひどく打ちのめされた。イスラエルも打ちのめされた。両国とも打ちのめされたのだ」と述べた。
イランは、イスラエルとの 12日間の戦争中に攻撃を受け、先週末にはトランプ大統領の命令による B-2 爆撃機による特別攻撃を受けた核施設の被害状況をまだ調査中であると述べているが、国連国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長とそのチームを査察に受け入れる意向はないことを明らかにしている。
イランのアラグチ外相は、被害は「深刻」であり、「(イランの)原子力機構の専門家らが被害の詳細な評価を行っている」と認めた。
同氏はさらに、木曜の国営テレビのインタビューで、「現在、(米国とイスラエルに)損害賠償を求めることと、それを支払う必要性についての議論が、国の外交議題の重要な課題の一つに位置づけられている」と述べた。
しかし、トランプ大統領が先に、米国は来週イランと協議する予定であると宣言したことを受け、アラグチ外相はイランの交渉団が米国と会談する予定はないことを明らかにした。
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