なぜカナダでは生活できないのか?食料自給率200%超の国を襲う“飢餓”の恐ろしい正体

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なぜカナダでは生活できないのか?食料自給率200%超の国を襲う“飢餓”の恐ろしい正体

家賃26万円、卵650円の物価高に悲鳴!飢える200万人!

YouTubeチャンネル「大人の学び直しTV」が、「飢える200万人…!なぜカナダではもう生活できないのか?【食糧危機】」と題した動画を公開し、食糧大国として知られるカナダで国民が飢餓に苦しんでいるという衝撃的な実態とその背景について深く掘り下げた。

世界第2位の広大な国土を持ち、食料自給率がカロリーベースで200%を超えるカナダ。本来であれば食に困るはずのないこの国で、今「飢餓に苦しむ人が急増している」という異常事態が発生している。動画では、食料品を無料で受け取れるフードバンクに長蛇の列ができ、2024年3月には利用者が月間200万人を超えて過去最高を記録したと紹介。一部の都市では警察が出動するほどの混乱も起きているという。

この問題の背景には、数十年にわたる政治・経済政策の歪みがあると指摘する。発端は、1980年代にピエール・トルドー元首相(現首相の父)が掲げた「多様性を受け入れる」という多文化主義政策だ。この理念は国の分裂を防いだが、その後の積極的な移民政策が、近年の急激な住宅価格の高騰と結びついた。特に、現ジャスティン・トルドー政権下で労働力不足を補うために年間50万人規模の移民を受け入れた結果、「人口増加に住宅供給が追いつかず、不動産バブルを加速させた」と分析している。

さらに、カナダ移民政策が経済に貢献できる「能力の高い移民」をポイント制で選別してきた結果、社会を支える建設業などの「現場の労働力」が不足するという皮肉なミスマッチも発生。物価高騰も深刻で、2019年の調査では「国民の半数以上が、月末には口座に200カナダドル(約2万1600円)以下しか残っていない」というデータも紹介された。

動画では、仕事と収入がありながらフードバンクに頼らざるを得ない人が利用者の約2割にのぼるという事実に触れ、「働いても豊かになれない」という構造的な貧困が広がっていると警鐘を鳴らす。不動産価格や食費の高騰は「日本でも同じような状況になりつつある」とし、カナダの現状は決して対岸の火事ではないと、日本の未来に対する強いメッセージを発信した。

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