韓国の研究所が哺乳類に対して100%の致死性の持つ鳥インフルエンザを作製
致死率100%の人工鳥インフルエンザウイルスが作成され、感染マスは100%死亡、接触したマウスの半分が死亡。こういう研究は止めさせるべきです。
韓国の大学の研究者たちが、
「マウスの致死率が 100%の鳥インフルエンザウイルスを作製した」
ということが報告されていました。
その方法と結果が論文で発表されています。
こういうはホント、「仮に漏洩したら」ということを考えると、イヤな感じがしないでもないものです。コロナは大したものではなかったですけれど、こちらの鳥インフルエンザは致死率 100%ですし。
研究はマウスで行われましたので、ヒトでも致死率 100%かどうかはわからないですが、それなりの「猛烈なウイルス」ではありそうです。
2024年1月には、中国の科学者が、
「マウスの致死率が 100%のコロナウイルス」
についての論文を発表していたことを記事にしたことがあります。
世界の多くで、機能獲得研究は野放しの状態ですので、一体どこでどんな機能獲得研究が行われているのだかは、もう全然わかりません。
ともかく、こういう機能獲得研究で作られたウイルスが、「外部に漏洩する」可能性はいつでもあり得ます。
完全には防ぎようがないのですよね。施設が立派でも、実験を行うのは人間ですから、小さな確率にしても、どうしても、ミスやうっかりは出てくる。
ともかく、その論文について説明していた記事をご紹介します。
韓国の研究所が哺乳類に対して100%致死性の鳥インフルエンザを作製 学術誌に論文を発表
South Korea Lab Makes Bird Flu 100% Lethal in Mammals: ‘Virology Journal’
JonFleetwood.com 2025/06/12
「ウイルスが哺乳類間で連続的に伝染するにつれ、哺乳類に適応した変異のほんの一部でもすぐに優勢になる可能性がある」と建国大学校の研究者たちは書いている。
韓国の科学者たちは、野生の「鳥インフルエンザ」ウイルスを哺乳類に対して 100%致死性とさせる実験を行い、感染したマウスの体内でウイルスが適応し他のマウスに感染することで、感染したマウスの完全な死を達成した。
この危険な動きは、米国が「ジェネレーション・ゴールド・スタンダード」と呼ばれる「次世代」のユニバーサルワクチン・プラットフォームを開発しているさなかに起こった。
これは鳥インフルエンザのワクチン開発に焦点を当てたもので、COVID 時代の同様の戦略による世界的な影響にもかかわらず、パンデミックを引き起こす可能性のある実験室で強化された鳥インフルエンザ株を開発し、予防的にワクチン接種するという協調的な国際的取り組みを示している。
2025年6月に Virology Journal 誌に掲載されたこの研究では、建国大学校の研究者たちが、PB2-E627K として知られる哺乳類適応変異をわずか(4%)含む高病原性 H5N1 鳥インフルエンザ株をマウスに感染させた方法について説明している。
そのごく少数の変異ウイルスは、感染した宿主をすべて乗っ取って殺すのに十分だった。
論文より (以下、カコミはすべて同様)
感染したマウスはすべて 8日目までに死亡した。直接接触による感染は 100%の症例で発生し、接触したマウスはすべて 12日以内に死亡した。
これは偶然の発見ではなかった。
研究者たちは、鳥インフルエンザが人間を含む哺乳類で、より効果的に広がり、複製するのを助ける変異を含むことが分かっているウイルスを、意図的にマウスに感染させた。
マウスの体内に入ると、突然変異は爆発的に広がり、肺だけでなく脳にもほぼ完全に優勢となり、発作、運動失調、致命的な神経損傷を引き起こした。
当初ウイルス株中に 4%存在していた PB2-E627K 変異体が選択され、感染後 6日目までに肺と脳にほぼ固定(約100%)され、その後伝染した。
直接接触して死亡したマウスでは、PB2 遺伝子の E627K 変異が肺と脳の両方で 99.8~ 100%の割合で発見された。
直接接触したマウス 3匹のうち 2匹は、発作、運動失調、運動緩慢などの重大な神経症状を示した。
これはまさに、議会公聴会や連邦政府の報告書が COVID-19 パンデミックの起源に結び付けている機能獲得型の研究の一種だ。
このパンデミックでは 100万人以上のアメリカ人が死亡し、COVID ワクチンの傷害データが完全に考慮されれば、おそらくそれよりもはるかに多くの人々が死亡した。
ウイルスが哺乳類間で連続的に伝染するにつれ、哺乳類に適応した変異のごく一部であっても、すぐに優勢になる可能性がある。
この研究で使用されたウイルス株は韓国の野生のアヒルから分離され、高用量でマウスに鼻腔内投与された。
たった 1回の感染で、哺乳類での効率的な複製を可能にする変異 (PB2-E627K) が 4%からほぼ 100%に増加し、その後、他のマウスにも伝わり、そのマウスも死亡した。
実験 2では、感染と接触の比率が 1:1の状態で、感染したマウスはすべて死亡した。感染は 50%の症例で発生し、接触したマウス 6匹のうち 3匹が死亡した。
これは自然の成り行きではなく、リスクを十分に認識した上で致命的な進化の道筋を誘発する意図的な実験室の設定だった。
遺伝子工学は必要なかった。ウイルスの適応を促進する適切な環境と宿主だけが必要だった。
これはまさに、武漢でコウモリコロナウイルスがパンデミックを引き起こす可能性のあるヒト病原体になったとされる手順だ。
しかし、これは韓国が実施している唯一の高リスクの鳥インフルエンザ実験ではない。
ちょうど 1か月前、韓国の科学者たちが別の論文を Virology Journal 誌に発表し、特徴的な機能獲得(GOF)技術を使ってキメラ H5N1 ウイルスを作製したことを明らかにした。
この技術は、3つの異なるインフルエンザウイルスの遺伝子セグメントを組み合わせることで、ウイルスの耐熱性を高め、宿主標的を変更し、ヒト細胞への侵入を強化するものだった。
この研究では、ヒト細胞における抗原の取り込みと細胞内浸透の強化も確認された。
ホワイトハウスが COVID-19 パンデミックが同様の技術を使用して設計されたウイルスによって引き起こされたことを確認したにもかかわらず、これらの GOF の機能強化(熱安定性の向上、宿主の再標的化、複製の調整)は、特別な監視やバイオセキュリティリスク評価について言及されることなく達成された。
このタイミングは懸念を引き起こしている。
特にアメリカ保健福祉省が最近、5億ドル (720億円)の「次世代」鳥インフルエンザワクチン計画を開始し、ワクチン開発プログラムと危険なウイルス工学を直接比較しているからだ。
もしこれらの人工ウイルスのいずれかが、偶然であれ故意であれ封じ込めを逃れれば、皮肉なことに、これらの実験がまさにそれを防ぐと主張しているシナリオである世界的パンデミックを引き起こす可能性がある。
このマウス殺害研究は、建国大学校のバイオセーフティレベル3施設で、大学の機関バイオセーフティおよび動物ケア委員会の認可を受けて実施された。
COVID-19 パンデミックは、哺乳類に適応するはずのウイルスが研究環境から漏れ出たら何が起こるかを世界に教えた。
しかし、こうした無謀な実験を世界的に一時停止するどころか、研究室では感染した哺乳類をすべて殺す実験を今も続けている。さらに悪いことに、同じ実験を再び行う方法を記録しているのだ。
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