ロシアが北朝鮮への直行便を数十年ぶりに再開

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北朝鮮とロシアの飛行機直行便開始 世界の出来事

ロシアが北朝鮮への直行便を数十年ぶりに再開

ロシア人観光客の選択肢が減少する中、モスクワは北朝鮮への直行便を就航させた。

両国間の関係強化と海外旅行をするロシア人観光客の選択肢減少の中、今週、モスクワから北朝鮮への直行便が運航を開始した。

シェレメチェボ空港のウェブサイトによると、ロシアのノルドウインド航空が運航するモスクワ-平壌間の初便は日曜日 (7月27日)に離陸し、約 8時間後に北朝鮮の首都に着陸した。

ロシア運輸省によると、この路線は当初は月に 1便のみ運航され、平壌からモスクワへの最初の往復便は火曜日に運航される。

欧州連合(EU)がロシア便の運航を禁止する以前はロシア人を欧州の休暇地へ運んでいたノルドウィンド航空の航空券は 4万5000ルーブル(約 8万5000円)だった。

「これは両国の絆を強める歴史的な出来事です」と、ノルドウィンド社の社員で、本名を明かすことを望まなかったオレグ氏は、空港で AFP 通信に語った。搭乗していた乗客数についても、明言は避けた。

ロシアと北朝鮮は近年、軍事的連携を強めており、北朝鮮はウクライナにおけるロシアの軍事作戦に兵士と武器を供給している。昨年、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が北朝鮮を訪問した際に、両国は相互防衛協定に署名した。

北朝鮮は、パンデミック中に導入された外国人観光客に対する規制を徐々に緩和し、独自の観光促進策を推進している。通常の観光は依然として事実上禁止されているが、ロシア人観光客は団体ツアーで国内の一部地域への訪問を許可されており、4月には外国人ランナーが平壌でマラソン大会に出場した。

北朝鮮の金正恩委員長は 6月、同国東海岸に新たなビーチリゾートをオープンした。当局は年間 2万人の観光客誘致を期待していると報じられている。

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