日本政府が交渉した結果と見られる
石油元売り大手の出光興産の原油タンカー「出光丸」が28日、ホルムズ海峡を通過したことが分かった。日本政府が交渉した結果とみられる。サウジアラビア産の原油200万バレルを積み、名古屋港に向かっている。5月中旬に到着する見通し。米国とイスラエルがイランを攻撃して以降、日本の原油タンカーが海峡を通過するのは初めて。日本関係船舶としては4隻目。
船舶のデータを提供する「マリントラフィック」の位置情報で、日本時間28日午後4~6時ごろにホルムズ海峡を通過したことが分かった。出光丸はパナマ船籍で、出光興産傘下の出光タンカーが運航している。
イランの地元メディアによると、出光丸は3月初旬にサウジアラビアで原油200万バレルを積んだ。ホルムズ海峡通過の許可をイラン当局から得たという。
政府関係者によると、乗組員は日本人数人と外国人という。ホルムズ海峡の事実上の封鎖後、日本人が乗船した船が海峡を通過するのも初めて。
イランによる事実上のホルムズ海峡封鎖から約1カ月後の4月3日、商船三井がオマーン企業と共同保有する液化天然ガス(LNG)船が日本関係船舶として初めて海峡を通過した。4日と6日には、同社関連のインドに向かうインド船籍の液化石油ガス(LPG)タンカーも1隻ずつ通過していた。
中東情勢悪化後、ペルシャ湾内に留め置かれている日本関係船舶は41隻となった。【中島昭浩、田所柳子】



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