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“消去法”人事の武部新農相に大難題…ジャガイモ解禁議論で波乱必至、地盤の北海道では「反対」の大合唱

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竹部農相 政治・経済

“消去法”人事の武部新農相に大難題…ジャガイモ解禁議論で波乱必至、地盤の北海道では「反対」の大合唱

日本の農業破壊を目指す米国農業資本と戦うことが本筋だが・・・果たしてあがないきれるか?

 農政の停滞は解消されるのか。

 事実上の更迭となった簗和生前農相(47)の後任として、15日自民党北海道連会長の武部新農相(56)が就任した。北海道12区(宗谷地方・オホーツク地方)選出で、当選6回。農水副大臣や文科副大臣、自民農林部会長を歴任し、ゴリゴリの農水族として知られる。父は自民党の武部勤元幹事長(85)で、親子2代で農相を務めることとなった。

 自民党内では即戦力を求め大臣経験者を推す声があったが、未経験の武部氏が選ばれたのには事情がある。

「元農相として、宮下一郎、野上浩太郎両議員の名前が挙がりましたが、どちらも裏金議員で起用は難しい。内閣改造で交代させた鈴木憲和元農相を呼び戻すのも、現実的ではない。林前総務相も経験者ですが、来年の総裁選を視野に閣外に出たため、声をかけられない。結局、農水族の中でも堅実と評価されている武部さんが、消去法で選ばれたようです」(政界関係者)

 政局的な動きを指摘する声もある。

「武部さんは、旧二階派を束ねる武田良太元総務相のグループのひとり。来年の総裁選を見据え、高市首相が武田グループを取り込む狙いがありそうです」(官邸事情通)

 もっとも武部氏自身、2月の衆院選で異様な“高市アピール”を展開していた。高市首相の写真がプリントされたいくつものノボリを街頭などでスタッフに持たせ、「高市ノボリ隊」と名付けて選挙運動に駆り出していたのだ。

官邸の圧力に屈するか


 農政は現在、コメ余りによる米価の急落や、備蓄米の買い戻し、消費税減税に伴う農業者支援策など、重要な政策課題が山積みだ。武部氏に交代したことで、どうなるのか。

「同じ農水族として、基本的には簗さんの路線を継承するでしょう。備蓄米の買い戻しも、コメ業界の要望通り、できるだけ早期に進めるはずです」(農水省担当記者)

 ただ、米国産生食用ジャガイモ輸入解禁の手続きを巡り、厳しい局面に追い込まれそうだ。米トランプ政権が解禁を強く迫る一方、病害虫流入への不安から、武部氏の地盤である北海道の産地などで、反対の大合唱が巻き起こっている。

「自分の選挙にモロに影響するので、武部さんは本当は解禁したくないはずです。しかし、米国の意向を受けた官邸が圧力を強めるとみられ、農水省が抵抗するのは容易ではない。武部さんも、時間稼ぎするのが精いっぱいではないでしょうか」(農政に詳しい関係者)

 高市首相の言いなりになるのか。就任早々、正念場を迎える。

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