子どもの新型コロナワクチン接種が「推奨」から「努力義務」へ 困惑の声

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努力義務 コロナワクチン

子どもの新型コロナワクチン接種が「推奨」から「努力義務」へ 困惑の声「親も子も周りから白い目で見られることになるんじゃないか」

実に便利な「努力義務」と言う言葉はいかようにも解釈できる

 子どもに対する新型コロナワクチン接種が「推奨」から「努力義務」に変わることに伴い、各所から困惑の声が上がっている。

 「努力義務」この言葉をみなさんは正しく理解していますか?5歳から11歳への新型コロナウイルスのワクチン接種について、オミクロン株に対する有効性などの科学的知見が十分示されたとして、厚労省の分科会では8月8日に「努力義務」とすることが了承された。

 街頭インタビューでは「努力義務」について、さまざまな声が上げられた。

 小学2年生を子どもに持つ30代主婦は「言葉に惑わされちゃう感じ。私みたいに『努力義務についてどう思うか?』と言われて『それってどういうこと?』という反応になってしまう。そこでもう『あなたの責任ですよ』と言われているような感じはします」と話した。子どもは「打ちたくない。怖い」と答え、未接種で受けさせたくないという。

 小学2年生を子どもに持つ40代主婦は「努力義務も推奨もあんまり。義務になったらやらなきゃという感じで、家庭の方針で任せるという意味ことなのかな」と答えており、子どもは未接種で受けさせたくないという。

 小学1年生を子どもに持つ40代会社員は「響き的に『受ける努力をしてください』という捉え方。受けることでリスクが下がるのであれば、親としては受けてほしい」と答え、未接種だが受けさせたいという。

 ネットでも、子どもにかかわる事案ならではの意見が「『努力義務』を課された結果、ワクチンは打たないという選択をしただけで、親も子も周りから白い目で見られることになるんじゃないか」といった声も多いようだ。

子どもの新型コロナワクチン接種が「推奨」から「努力義務」へ 困惑の声「親も子も周りから白い目で見られることになるんじゃないか」

 厚生労働省のホームページの説明では「『接種を受けるよう努めなければならない』という予防接種法の規定のことで、義務とは異なります」と掲載されている。難しい説明だが、厚労省は「接種は強制ではなく、あくまで本人が納得したうえで判断してください」とも補足している。

 長崎大学病院 小児科・森内浩幸教授は「できるだけ接種してくださいということを、文字通り『接種することを努力してください』と保護者の方にも呼びかけるということになる。決して強制力を持つわけではないが、言葉の響きとしては“かなり強いもの”になります。有効性のデータがでてきたことと、安全性についての治験も積み重なってきたということを踏まえて、今回はより強い推奨になったとは思う」と述べた。そのうえで、接種の意義については「重症化を防ぐという点では、十分に期待することのできるワクチンであり、メリットの方がほとんどの子どもさんにとっては大きいということを、かかりつけの先生にきちんと確認をしていただきながら、どうするかを決めていただきたい」と対策案を出している。(『ABEMAヒルズ』より)

マイコメント

「努力義務」というのは実に便利な言葉だと思う。

厚生労働省の説明によればワクチン接種は義務ではないが、出来るだけ受けてくださいと
言う意味で、親がそれを判断するものだという。

そして、決して打つことを拒否して良いという文面はありません。

この厚生労働省の説明但し書きがなければ、一般の人は打つように努力しなければならない
と読めるので、ほとんどの人が打つだろうと予測できます。

そして、厚生労働省の立場として「打ってくださいと指示しているわけではない」という
逃げの姿勢がそこにあり、「打った場合はあなたの判断で打ったのですから、接種後何が
起ころうと起きた責任は厚生労働省ではなく、判断したあなたにあります」ということです。

実に逃げ足の速い言葉です。

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