今や崩壊の危機に立たされている酪農家 ~「1000円で仔牛を買っても、もう生活ができないんですよね、エサが高すぎて。」

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畜産農家 食糧問題

今や崩壊の危機に立たされている酪農家 ~「1000円で仔牛を買っても、もう生活ができないんですよね、エサが高すぎて。」

竹下雅敏氏からの情報です。

 冒頭の動画で、“知人の酪農家さんは、ホルスタインのオスが生まれたら最悪だって言ってましたね。…セリに出荷するわけですよね。そのホルスタインのオスが1000円からスタートらしいんですよ。熊本でですね。それでも誰もボタンを押さずに、セリがおこなわれない。…1000円で仔牛を買っても、もう生活ができないんですよね、エサが高すぎて。…廃業ができる方はまだいいほうなんですね。…牛とか牛舎だったり、土地とか農地ですね、売っても…今借りてるお金を返せない人が止めれないんですよ”と言っています。
 「子牛1頭100円…セリが大暴落 コロナ・戦争・円安で“酪農王国”北海道が崩壊の危機」というニュースでは、“北海道の基幹産業の一角を担う酪農家が、今やコロナ禍まっただ中をも上回る苦境に立たされ、業界は崩壊の危機に立たされている”と報じています。配合飼料はほとんどが輸入で、主要な産地はウクライナとロシア。ウクライナ紛争と急激な円安で価格が跳ね上がったことに加え、先の動画で語られていたように、オスの子牛を肉牛として肥育農家に売る競り値が大暴落していることが酪農家を苦しめているという。
 “国が、TPPによって輸入される安い乳製品に負けないよう、規模拡大を推奨…設備投資のために、北海道内の酪農家が借り入れした額は、平均約2億5000万円にのぼる”という事ですが、冒頭のツイートによると「日本の乳牛を4万頭減らす、国の事業が決まりました。なお牛を1頭減らすと1頭あたり20万円もらえます。」というのです。
 昔から、農水省のやり方は変わっていませんね。国の補助金を使って酪農家に多額の借金を背負わせ、数年後に梯子を外すのです。破産した農家の土地を、中国人に安値で売り渡すつもりなのでしょうね。
 岸田総理は10月26日にキッシンジャー元国務長官と会談したのですが、キッシンジャーは日本がアメリカの属国から中国の属国へと変わることを伝えに来たのでしょうか?
 “続きはこちらから”の動画で、デイビッド・アイク氏は、「オランダ政府の首相ルッテは、シュワブの世界経済フォーラムに完全に支配されている。ルッテ首相は、オランダが世界第2位の食糧輸出国であるにもかかわらず、なぜ農家を潰して土地を取り上げる政策を発表したのか?…食糧不足とサプライチェーンの問題がある今、2番目に大きな食糧輸出国をターゲットにして、その農業基盤を破壊しようとしているのだ。…もし人々があなたに食糧を依存すれば、あなたは人々を支配することになる。…物質不足は依存を意味し、それは支配を意味する。だから、食料供給チェーンをターゲットにしているのだ。」と言っています。
 「生活費高騰で、英国がユニバーサル・ベーシック・インカムUBI導入の本格検討へ」という流れです。
 非常に分かりやすい「陰謀」であり、もはや「陰謀論」としてスルーできない状況です。何もしないでいると、運が良ければ「昆虫食」を配給してもらって生き延びるという未来が待っています。先の記事のロシアのような「配給食」には、逆立ちしてもならないと保証できます。
(竹下雅敏)

デイビッド・アイク氏「ルッテ首相は、オランダが世界第2位の食糧輸出国であるにもかかわらず、なぜ農家を潰して土地を取り上げる政策を発表したのか?」

マイコメント

畜産農家の悲鳴が聞こえてきそうです。飼料や肥料が高騰し農家も悲鳴を上げています。
今はなんとかしのげても来年の今頃には国民も悲鳴を上げるでしょう。とてつもない
乳製品の値上がりが始まります。

ウクライナ危機や円安、飼料高騰で苦境の酪農家 廃業が増える恐れも

 

 飼料や燃料費などの高騰が酪農家を直撃している。行政による支援や乳価の値上げで経営を支える動きが強まっているが、急激な値上がりに対応しきれていない。廃業する酪農家が増える恐れも指摘されている。

 岩手県滝沢市の武村東(あずま)さん(64)は、3代にわたって牧場を経営してきた。祖父が旧満州から引き揚げて入植し、土地を切りひらいた。しかし、現在は厳しい経営状況に直面している。

 生産資材の価格高騰が背景にある。特に厳しいのが、トウモロコシを主原料とする配合飼料の値上がりだ。ウクライナ危機や円安などの影響を受けている。

 農林水産省の飼料月報によると、乳牛用配合飼料の価格(工場渡し価格)は、昨年6月は1トンあたり7万4038円だったが、今年6月には1万円以上(約14%)値上がりし、8万4393円になった。さらに7月からは1トンあたり1万円超の上げ幅となった。武村さんの牧場では配合飼料の費用が経営コストの5割弱を占めるため、打撃が大きい。

 経営を圧迫する要素はこれだけではない。

 牛のエサは、配合飼料のほかに、牧草やデントコーン(青刈りのトウモロコシ)などの粗飼料(そしりょう)を混ぜたものだ。武村さんは、円高・円安の影響を受けにくい自給飼料づくりを目指し、粗飼料を47ヘクタールの畑で自前で収穫している。だが、その畑で使う肥料も、原料の大半が輸入品であるため値上がりした。さらに、トラクターなどを動かすための軽油も価格が上がっている。

 「酪農は輸入産業なんです。円安の影響が厳しい」

 酪農家への支援として、国の配合飼料価格安定制度がある。輸入される飼料品目の上昇に応じて値上がり分を補塡(ほてん)する。4~6月は飼料1トンあたり9800円が補塡された。だが、農家にとって十分とは言えず、岩手県は国の制度でまかないきれない分について、配合飼料1トンあたり1千円以内で助成する方向で準備し、市町村でも支援の動きが広がる。

 さらに、乳業メーカーが酪農家から買い取る際の飲用乳価が、11月から1キロあたり10円引き上げられる。値上げは19年4月以来、3年半ぶり。

 配合飼料などの高騰に対応したもので、酪農家から生乳販売を受託している指定団体・東北生乳販連は「危機的な状態で、このままでは離農が進むため値上げをお願いした」とする。

 ただ、乳価の値上げは、難しい問題もはらむ。

 コロナの影響で消費が落ち込んだ牛乳は供給過剰が続く。保存用に加工された脱脂粉乳の在庫も、全国で10万トンを超えて過去最高水準となっている(5月末時点)。こうした中で小売価格も上がれば、消費低迷を加速させる懸念がある。

 仕入れ価格が上がる乳業メーカーにとっては、スーパー側との交渉で小売価格に転嫁できなければ、経営状況の厳しさが増す。

 農業生産資材の急激な価格高騰が、業界全体に大きく影響を与えている。(杉村和将)

→https://www.asahi.com/articles/photo/AS20220906002559.html

本当に今日本人はのほほんとしているのかもしれないが、来年の今頃にはあまりにも乳製品の
価格上昇が激しくて悲鳴を上げていることだろう。

牛乳・ヨーグルト・バターのみならずパン・ケーキ・お菓子など乳製品を利用して生産する
ものすべてにその影響が及ぶことでしょう。場合によっては品不足で手に入らない可能性も
あります。

バターやチーズは冷凍保存可能なので多少は手元に補充しておく方がいいでしょう。
食料危機を煽るわけではないのですが、その危機がヒタヒタと押し寄せてきているのを
感じるからです。

先日の世界中で連続する食料倉庫の火災どころの話ではなく食生産全般に関わる問題です。
農林省のやっていることはちぐはぐで過日のバター不足の反省から畜産農家に多額の補助
金を出しながら一方では生産拡大のために多額の借金を背負わせておいて、今になって
補助を廃止し縮小しようとしているのです。ここにウクライナ危機が重なったものですから
畜産農家が火だるま状態です。

この背景にはおそらく財務省から予算削減指示があったのでしょう。財務省には畜産農家
の実態なんかわかりはしませねんからね。彼らは出る予算を少しでも減らせれば財務官僚
の実績になり出世階段が一段上がるからですね。国民のことなんか知ったこっちゃないと
言うのが財務省の本音でしょう。

いずれにせよ、私たちは自衛手段を講じておかなければなりません。





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