アルトマン氏、CEOに復帰 米オープンAI混乱収束へ

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アルトマン氏、CEOに復帰 米オープンAI混乱収束へ

オープンAIの従業員の約9割に当たる700人超が、アルトマン氏が復帰しなければ退社すると反発し、要求が通らなければMSに移籍することも示唆

 【ニューヨーク共同】対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米新興企業オープンAIは米西部時間21日、最高経営責任者(CEO)を解任されたサム・アルトマン氏の復帰で基本合意に達したと発表した。サマーズ元米財務長官が取締役に加わるなど、取締役会も刷新する。

 対話型AIの開発はグーグルやメタ(旧フェイスブック)といった米IT大手が進めており、競争は激化。この分野で先駆的な存在のオープンAI社内ではアルトマン氏解任を機に混乱が続き、開発の進展に影響が出かねない状況だったが、復帰により収束に向かう。

 アルトマン氏は「復帰を心待ちにしている」とX(旧ツイッター)に投稿した。

 アルトマン氏は17日に取締役会からコミュニケーション不全を理由に解任された。20日にオープンAIと提携するマイクロソフト(MS)に入ることが発表された。しかし、オープンAIの従業員の約9割に当たる700人超が、アルトマン氏が復帰しなければ退社すると反発し、要求が通らなければMSに移籍することも示唆した。

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