石破首相が続投の意向、自民内から退陣論の可能性 政権は不安定化へ
首相が続投の構えでも麻生氏は引きずりおろす構え
石破茂首相(自民党総裁)は20日、首相を続投する意向を表明した。だが、昨秋の衆院選に続き2度目の国政選挙の大敗に、党内で首相の退陣を求める声が上がる可能性がある。野党との協力態勢の構築は欠かせず、自公両党の枠組みだけでは政権維持は困難となる。首相は連立拡大を視野に入れるが、政権運営のさらなる不安定化は避けられない。
首相は20日夜、民放の番組で進退を問われると、自民の獲得議席が「非改選を含めて比較第1党」となる見通しであることを強調。「国家に対する責任、比較第1党としての責任はきちんと果たしていかなければならない」と述べ、続投する意向を明言した。
首相は21日に党本部で記者会見を開き、続投の意向を改めて表明し、今後の政権運営の方針を示すとみられる。その後、内閣改造、党役員人事の検討に入り、党勢の立て直しを急ぐ。
首相が続投の意向を表明したのは、米国による相互関税の発動が8月1日に迫るなど、喫緊の課題に対応するため政治空白を作るべきではないと判断したからとみられる。また、衆院に続き、参院での与党の議席の大幅減という未曽有の難局のさなか、「ポスト石破」に名乗りを上げるライバルはいないとの読みもある。首相は参院選期間中、周囲に「参院も過半数を割ったから辞めるという楽な道は選ばない」と明言し、続投に意欲を示していた。
ただし、今回の参院選の大敗に加え、昨秋の首相就任直後の衆院選でも与党過半数割れと議席を減らした経緯がある。「比較第1党」を理由に続投しようとする首相に、自民党内で「石破おろし」の動きが起きる可能性がある。
朝日新聞社
参議院選結果(残2)

コメント
昨日の選挙は自民党と公明党が負けて、参政党が勝ちました。参政党は改憲派で、日本の中国化を阻止の行動をしてきたそうです。改憲反対派の党は外国人ファーストで、日本ファーストは参政党だけのようです。SNSによると自民党と公明党の席が少なくなり、改憲賛成派の席が増えたそうです。シナリオ通りらしいです。改憲心配です。改憲阻止うまくいかないよう願っています。
マリー 様
参政党は自民党の代わりになるように仕組まれた政党です。だから、選挙期間中マスコミはしきりに参政党を持ち上げ
その露出度も国民民主や立憲よりも多かったはずです。マスコミが動くときにはその裏があると知っておいた方が
いいでしょう。