ホルムズ航行、「民間船限定」「革命防衛隊の許可必要」の新方針…開放求めるアメリカ反発か
ホルムズ海峡の動向二転三転定まらず
【イスラマバード=溝田拓士】イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」の海軍は17日、事実上封鎖しているホルムズ海峡の船舶航行について新たな方針を公表した。イランの許可を得た民間船がイランの指定するルートを通航するとの内容で、海峡の開放を求める米国の反発を招きそうだ。
革命防衛隊に近いタスニム通信などによると、新方針は▽民間船に限りイランの指定ルートを通航可▽軍艦は通航不可▽通航には革命防衛隊の許可が必要▽措置はレバノンでの停戦期間のみ実施――としている。
イランのアッバス・アラグチ外相は17日、ホルムズ海峡が全ての商船に「完全に開放される」とSNSに投稿していた。タスニム通信はこの投稿について「十分な説明なく、多大な批判を招いた」と批評した。革命防衛隊がアラグチ氏の投稿に不満を抱いている可能性がある。
また、タスニム通信は関係者の話として、海峡を航行できるのは戦闘と無関係の国の船舶に限られるとも伝えた。
米国のトランプ大統領は17日、海峡を開放すると発表したイラン側に謝意を示し、「ホルムズ海峡はもはや世界に対する武器として使われることはない」などとSNSに投稿していた。
日本政府、慎重に見極める方針
日本政府は、ホルムズ海峡の通航が今後どの程度まで回復するのか、慎重に見極める方針だ。外務省幹部は18日午前、海峡の開放に向けたイラン側の発表を「前向きな動き」と歓迎した上で、「様々な条件がついており、本当にすべての国に開放されるかどうかは、注視する必要がある」と強調した。



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