PR

コンゴで少なくとも6人のアメリカ人医療従事者がエボラウイルスに感染した可能性が伝えられる

スポンサーリンク
エボラウイルス エボラ

コンゴで少なくとも6人のアメリカ人医療従事者がエボラウイルスに感染した可能性が伝えられる

そのアメリカ人たちが今どこにいるかは不明

ウイルスの話ばかりで恐縮ですが

何だか、今日は In Deep もハンタウイルスの話でしたし、こちらはエボラと、ウイルス話ばかりで恐縮ですが、コンゴ民主共和国で発生し、WHOが「緊急事態宣言」を出したエボラ出血熱の話です。

このエボラウイルスに「複数のアメリカ人が感染した可能性」を複数のメディアが伝えています。

国際援助団体のスタッフとして、現地で治療に当たっているアメリカ人の人たちだそうですが、感染が確定したわけではなく、ウイルスに曝露したことが確認されているそうです。

ただ、「 1人に症状が出ている」とも報じられていて、感染した可能性があるのかもしれません。

CBS ニュースは以下のように報じています。


情報筋によると、コンゴで少なくとも6人のアメリカ人がエボラウイルスに感染した可能性があるという

At least 6 Americans in Congo were exposed to Ebola virus, sources say
CBS NEWS 2026/05/17

国際援助団体の情報筋が CBS ニュースに語ったところによると、コンゴ民主共和国で少なくとも 6人のアメリカ人がエボラウイルスに曝露したという。しかし、実際に感染したかどうかは不明だ。

情報筋によると、アメリカ人 3人は高リスクの接触または曝露を受け、うち 1人は症状が出ていたという。

このアメリカ人たちが現在もコンゴに滞在しているかどうかは、現時点では明らかになっていない。ニュース機関 STAT が最初に この曝露について報じた。

世界保健機関(WHO)は先週、 コンゴとウガンダで発生したエボラ出血熱の流行を 「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言した。WHO は土曜日 (5月16日)、少なくとも 80人の死亡が疑われる症例が報告されていると発表した 。

 

アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、日曜日時点でコンゴでは 300件以上の感染疑い例があり、今年に入ってから検査で確定された症例は 8件となっている。

CDCは、「今回の感染拡大によって直接影響を受けている少数のアメリカ人を安全に避難させるために積極的に調整を行っている関係機関を支援している」と述べた。

「現時点では、アメリカ国民へのリスクは低いままです」と、CDC は日曜日の声明で述べた。

「 CDC は引き続き状況を綿密に監視しており、公衆衛生上の潜在的な脅威を迅速に検知し対応するための体制を整えています」

米国保健当局は、コンゴとウガンダを旅行するアメリカ人に対し、「より厳重な予防措置を講じる」よう、また発熱、筋肉痛、発疹などの症状のある人との接触を避けるよう勧告した。

CDC によると、その他の症状としては、頭痛、嘔吐、重度の倦怠感、腹痛、鼻血、吐血などがある。

エボラウイルスは、感染者の体液との直接接触によって感染が広がり、日常的な接触や空気感染では広がらない。

コンゴ東部イトゥリ州で発生した最新のエボラ出血熱の流行は、1976年以降、同国で発生した 17回目のエボラ出血熱の流行となる。2014年から 2016年にかけて発生した最悪の流行では、1万1000人以上が死亡した。


 

ここまでです。

なお、医療従事者で、かつてのエボラの流行の際に現地で感染したアメリカ人医師の方がいまして、最近の流行について、以下のように語っていたことが報じられています。


 

報道「エボラ出血熱から生還したニューヨークの医師は、ウイルス治療にあたる医療従事者の身を案じていると語った」より

CBS NEWS 2026/05/15

10年以上前にエボラ出血熱に感染し、回復したニューヨークの医師は、コンゴ東部の辺境の州で発生した最新のエボラ出血熱の流行の治療の中心となっている医療従事者たちを心配していると述べている。

「私が本当に心配しているのは医療従事者たちです。なぜなら、彼らは感染力が最も強い時期、特に患者の死期が迫っている時期に、人々と非常に密接な接触があったからです」

救急医でありブラウン大学の公衆衛生学教授でもあるクレイグ・スペンサー博士は金曜日に CBS ニュースにそう語った。

スペンサー氏は 2014年9月、ギニアで国境なき医師団の活動中にエボラウイルスに感染した。彼はギニアに 3週間滞在し、エボラ患者の治療にあたっていた。

翌月、2014年10月17日にニューヨーク市に戻り帰宅した際、彼は自己管理を始め、1日に 2回体温を測るようになったと語った。

そして 2014年10月23日、帰国からわずか 1週間足らずで彼は発熱し、当時エボラ出血熱の治療指定施設であったベルビュー病院に救急車で搬送された。

彼はベルビュー病院に19日間入院し、完全に回復した。抗ウイルス剤と実験的治療薬の併用療法に加え、エボラ出血熱の生存者からの輸血も受けた。

「でも、私は幸運でした。生きているんですから。エボラウイルスに感染した人の大半は亡くなっています。特に、当時私が西アフリカやギニアで看護していた人たちはそうでした」

このように、現場で治療に当たっている方が感染するケースはあるようです。

その場合、現地での治療が困難だと判断されれば、自国のアメリカに戻って治療するということになるのでしょうかね。

ちなみに、In Deep の記事では、ハンタウイルスのワクチン開発が進んでいることを書きましたが、実はエボラウイルスのワクチンの開発も「今年 1月」に始まっています。

以下は、ビル・ゲイツ氏のワクチンカルテルである CEPI のニュースリリースの冒頭です。

複数の致死性フィロウイルスに対する多価ワクチンの開発を目指す意欲的な研究

CEPI 2026/01/08

オックスフォード大学の研究者らは、パートナー機関と協力し、エボラウイルス、スーダンウイルス、ブンディブギョウイルス、マールブルグウイルスなど、複数の致死性フィロウイルスに対する包括的な防御を提供する新しいワクチンの開発を主導する。

フィロウイルスは、アフリカの一部地域で頻繁かつ予測不可能な出血性疾患の発生を引き起こし、深刻な健康危機や高い死亡率をもたらしている。

CEPI と欧州連合の Horizo​​n Europe プログラムから最大 2,670万ドル (約 42億円)の資金援助を受け、オックスフォード大学のオックスフォードワクチングループとパンデミック科学研究所の研究者らは、ライプツィヒ大学創薬研究所およびモデルナのパートナーと協力し、将来出現する可能性のあるフィロウイルス科の未知の病原体を含む、幅広いフィロウイルスから人々を守ることを目的とした多価ワクチン候補を設計・試験する予定だ。

現在、エボラウイルスのみを予防する認可ワクチンは2種類あるが、サハラ以南アフリカで近年多発しているスーダンウイルスやマールブルグウイルスに対する認可されたワクチンはない。

この新しいプログラムは、これらのウイルス性出血熱の多くを予防する多価ワクチンの開発に特化し、リスクのある人々を積極的に免疫化する手段を提供する。

そういうわけで、なぜか、ワクチンの開発が始まると、その後すぐに新たな流行が始まるという最近のウイルス性疾患事象ではあります。

なお、エボラは密接な接触などがない限り、そう簡単に広がるものではないですので、機能獲得研究なんてことがなされていない限り、心配なものではないです。おそらく。

コメント

タイトルとURLをコピーしました