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世界の石油在庫、供給混乱への備えほぼ枯渇=業界幹部

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原油を運ぶタンカー エネルギー

世界の石油在庫、供給混乱への備えほぼ枯渇=業界幹部

現在の世界の在庫量は実質的に30億バレル、日数にして30日分、限りなくもって45日分しかない。

[ロンドン 6日 ロイター] – 世界市場に供給できる石油在庫が底を突きつつあり、市場の脆弱性が高まり、価格‌に上昇圧力がかかっている。業界幹部らが今週、⁠ロンドンで開かれた会議で指摘した。

中東とウクライナでの戦争により、世界の石油市場は今年、前例のない供給混乱に​直面している。各国政府とエネルギー企業は需給逼迫を和らげるため、在庫を取り崩してきた。

サウジアラ‌ビアの国有石油会社サウジアラムコのアミン・ナセル最高経営責任者(CEO)は、エネルギー・インテリジェンス・フォーラム‌で「現在残っている商業在‌庫は60億バレルを下回り、その大半は実質的に利用​できないため、供給体制はすでに緊張にさらされている」と述べた。

ナセル氏は、‌今年の中東危機発生以降、主に陸上の商業在庫から10億バレルを超える石油が放出された‌とし、これが残された最後​の主要な対応手段だったと指摘した。

国際エネルギー‌機関(IEA)は、高騰するディーゼル燃料(軽油)価格の緩和に向け、原油とディ⁠ーゼル燃料計1億バレルを放出する準備を進めている。ただ、この中に3月に決定された記録的な第1弾の4億バレル放出のうちまだ市場に供給されていない分が含まれ⁠るかどうかは明らかでない。

ナセル氏はIEAの決定につ​いて「多くの交渉‌を要したが、放出量は1億バレルだ」と述べた。「在庫は逼迫した水準に近づいている。利用できるのは10%以下にすぎず、だからこそ1億バレル(⁠の放出)にも苦労している」と語った。

IEAによると、世界の石⁠油需要は日量約1億0200万バレル。

米石油大手シェブロンのマイク・ワースCEOは6日、石油市場の⁠バッファーが失われたことで市場の脆弱性が高まり、石油価格の下値も切り上が‌ったと述⁠べた。

業界幹部らは5日、世界需要を満たしながら在庫を積み増す​には数年かかる可能性があるため、石油市場の混乱は来年以降も続くとの見通しを示した。

マイコメント

世界の石油供給状況については何度か記事にしてきましたが、いよいよ危険水域に
差し掛かって来たようです。

日本の備蓄は180日分なので残り半年分しかありません。
毎月幾らかの石油が輸入されているので、不足分として取り崩した場合、輸入量に
よりますが、仮に半分不足しているとした場合、備蓄で賄える期間は約10か月が
最大限だろうと思われます。

従って、最悪来年の7月あたりにはかなり追い込まれた状況になることが予想され
ます。但し、その間にイラン戦争が終結すれば石油危機を回避できる可能性は残さ
れています。

しかし、世界の石油備蓄が枯渇した場合、日本への輸出量が削減される可能性が
ありますので、その場合には来年の春には危険水域に達するでしょう。

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