働き方改革ではなく働き方改悪という現状

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サービス残業 政治・経済

働き方改革ではなく働き方改悪という現状

残業してないことにして隠れて残業をする実態がある

働き方改革によって残業時間の上限規制が設けられ、働く人たちの労働環境が改善したと思いきや、実態はそうではないようです。

一般企業に勤めている患者さんからも、結局、仕事が終わらないから残業してないことにして、残って仕事をこなしているという話をたくさん聞いています。

それは医療業界でも同じこと。

特に医師は看護師と違ってシフト制ではないため、以前からブラックな働き方が当たり前でした。

労働基準法は医師には適応されませんから。

 

結局、実際には残って働いているけれど残業代が付かないので、かえって給料が減っているというのです。

医師サイトに医師の声が掲載されていました。

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・仕事量は変わらない。時間外を書かなくなるだけ。【大学病院30代男性、整形外科】


・グレーなまま、サービス残業は続く。【公的病院40代男性、整形外科】


・B水準を取っている科の若手が必死に時間外労働とする時間の擦り合せをしている姿を見ると、何のための制度か分からなくなる。【公立病院40代男性、呼吸器内科】


・時間外に制限時間が設けられる事でサービス残業が増加した。働き方改革としては無意味。【大学病院30代男性、小児科】


・実態通りに報告しにくいのが現実だと思います。【公立病院30代男性、放射線科】


・仕事を減らしたり分担したりの仕組みが整備されないまま、時間のみなんとかしようとしている感がある。【民間病院20代男性、初期研修医】
 

申請する時間外労働が制限されるのみで、形骸化している。給与を上げる必要がある。【公立病院40代男性、外科】
 

宿日直制度は合法的抜け穴みたいでよくないです。【公的病院30代男性、小児科】


・結局、当直明けに帰らない医師が多い。上司が変わらない限り、下は休めない。【大学病院30代女性、循環器内科】


当直明けフル勤務が疲れる。【民間病院40代男性、整形外科】
 

宿直制度のせいで逆に明けで帰りづらくなりました。【大学病院30代男性、心臓血管外科】


・事務が残業にうるさくなったため、残業時間は減る方向にあるが、医局上司があまり対応をしようとしないため、カンファレンスが時間外にある、主治医制で急変時などは主治医が対応しなければならない等納得できないことも多い。宿日直許可に関しては、明らかに基準を満たしておらず、病院の都合の良いように使われていると感じる。【公立病院30代女性、総合診療科】
 

当直回数が制限されるのでやりやすくなった医師と困っている医師がいると思う。【民間病院40代男性、内科】

・救急対応している病院で宿日直許可が出ているのはおかしい。【民間病院30代男性、内科】
 

・宿日直後の勤務が深夜に及ぶ等、病院としての取り組みはあまり認められず、改革とは名ばかりで特に実態は変わっていない。体裁のみ整えている印象を受けています。【民間病院30代男性、内科】


・働きやすくなったが、外勤が減って給与が減った。【公立病院30代男性、小児科】
 

・働き方改革のせいでバイトが減り、無給の時間外労働や名ばかり宿日直の安い当直ばかり増えた。【大学病院20代女性、リウマチ科】


・実際の業務負担の大きく緊急手術に関わる診療科にはインセンティブなどが必要。【民間病院30代男性、循環器内科】
 

働き方改革以前に、医師の給与が安い気がします。患者さんの人生預かってこれか、と思うことがあります。【民間病院40代女性、精神科】
 

・単純な給料のベースアップをしてもらえば特に言うことはない。【公的病院30代男性、消化器内科】

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勤務医の労働環境については昔から言われていましたが、働き方改革によってサービス残業となり手取りが減ったという悲しい結末。

どうせ法律で決めるなら「働いた分はちゃんと給料払って下さいね」っていうルールにしてほしいもの。

給料が上がるから残業したいという人もいるわけだから、労働時間は個人や企業に任せればいいこと。

要するにタダ働きがダメなわけで、誰もこんな制度、望んでません。

外国人問題といい働き方改革といい、おかしな方向に行ってますね。

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