2億円の外国人向け「ゴールドカード」ビザ、1週間以内に登録開始 米政権発表
米国のラトニック商務長官は21日、外国人はまもなく、米国に永住し、就労する権利を得られる新しい「ゴールドカード」ビザの登録を行えるようになると明らかにした。費用は500万ドル(約7億2000万円)。
ラトニック氏はワシントンで開催されたアクシオス主催のイベントで、1週間程度で「トランプカード・ドット・ガブ」というウェブサイトが開設されると述べた。ゴールドカードビザプログラムの詳細は今後数週間以内に発表されるが、登録は開始できるという。
ラトニック氏によれば、このカードは、米国への投資額が180万ドル、または経済的に困窮している地域への投資額が90万ドルの移民にグリーンカード(永住権)を付与する「EB-5」移民投資家ビザに置き換わるものとなる。
同氏は最近行われた中東訪問ですでにゴールドカードを「販売」していたとし、この新しいビザに強い関心が寄せられていることを示唆。「基本的に私が会う米国人以外の人はみな、経済的余裕があればこのカードを購入したいと考えている」
この新しい「ゴールドカード」ビザプログラムは、トランプ大統領が2月に初めて提案していた。
一方で移民法の専門家は、新しいビザの創設には議会の承認が必要だと警告している。
ラトニック氏は「ゴールドカード」プログラムが、現在36兆ドル(約5200兆円)を超える連邦債務の返済に役立つ可能性があるとの期待感を示した。
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