深宇宙で直径157兆年の「見えない巨大な球体」が発見される。

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宇宙で157兆年の球体が発見される 宇宙

深宇宙で直径157兆年の「見えない巨大な球体」が発見される。

それは肉眼でもX線でも赤外線でも観測できない存在で、電波でだけ捕捉できる

直径157光年の見えない球体

宇宙空間で「非常に謎の存在」が発見されたようです。

それは、見えない巨大球体で、冒頭の写真のものですが、そこから発信されている電波でのみ観測できる存在で、X線、赤外線、そして、肉眼でも観測できないという、まさに「見えない巨大存在」のようです。

その大きさは、最大 157光年(!)ということで、非常に巨大なものなのですが、科学者たちはこの存在を科学的に理解することに苦労しているようです。

論文はこちらにあります。

これから何かわかるのかもしれないですし、わからないままなのかもしれないですが、この論文を取り上げていた記事をご紹介します。


科学者は、深宇宙から電波を発する完全な球体を発見し、困惑している

Scientists are BAFFLED after discovering a perfect sphere emitting radio signals from deep space
dailymail.co.uk 2025/05/23

それはまるで宇宙に浮かぶスノードームのようだ。

何兆マイルも離れた天の川銀河に隠れているこの完璧な球体は、科学者たちを困惑させている。

「顕著な円形対称性」を持つ、この謎の丸い物体は、現在の宇宙理論に反しており、その起源と性質は不明だ。

オーストラリアの ASKAP 望遠鏡 (※ 西オーストラリア州に設置された電波望遠鏡)によって捉えられたこの銀河は、肉眼では見えないものの、おそらく拡大しているのではないかと研究者たちは考えている。

彼らは、そのほぼ完璧な円形から、古代ギリシャ語に由来し「完全な」または「完璧な」を意味する「テレイオス」(Teleios / Τελεɩοσ)と名付けた。

私たちの銀河系に位置するテレイオスは、直径が最大 157光年に達する可能性がある

「テレイオスの最も顕著な特徴は、その顕著な円形対称性と低い表面輝度だ」と国際研究チームは述べている。

研究者たちの推定によると、地球からは 7,100光年または 25,100光年離れており、その距離は数千兆マイルに相当する。

奇妙なのは、テレイオスは電磁スペクトルの最も長い波長部分である電波でのみ見えることだ。

そのため、テレイオスは X線、赤外線、可視光線では観測できず、たとえ近づくことができたとしても見ることはできない



テレイオスは、西オーストラリアの辺鄙な砂漠地帯にある電波望遠鏡群である ASKAP)によって発見された。

研究者は以下のように述べる。

「この独特の天体は、可視光を含むどの波長でもこれまで観測されたことがなく、ASKAP が新しい天体を発見する驚異的な能力を持っていることを示しています」

科学者たちは、この宇宙球が何であるか、またそれがどのように形成されたかを正確には知らないが、いくつかの確固とした理論は持っている。

それは「超新星残骸」である可能性がある。超新星残骸とは、主に炭素、酸素、ネオン、ケイ素などの元素で構成された、超新星爆発後に残された残骸だ。

超新星爆発は恒星が壮大に爆発し、破片や粒子を宇宙空間に放出し、その過程で質量の大部分を失うときに発生する。

arXiv で研究結果を発表した研究チームによれば、この星の表面輝度は超新星残骸としては非常に低いという。

それは若い超新星残骸(1,000年未満)か、あるいはやや古い超新星残骸(10,000年以上)のいずれかである可能性があります。

しかし、テレイオスの「例外的な円形」は超新星残骸としては異例であり、この分類が必ずしも正確ではない可能性を示唆している。

超新星残骸は通常は歪んでいるが、十分の空間があれば非対称に拡大する可能性がある。

「驚くべきことに、テレイオスはそのような直径にまで成長しても、その対称的な形状を維持している」と研究者たちは付け加えている。

もう一つの可能​​性としては、恒星の上層大気から噴出した巨大なガスの空洞である可能性もある。

しかし、「いかなるシナリオも決定的に確認できる直接的な証拠はなく、この物体に対する新たな高感度かつ高解像度の観測が必要だ」と研究者たちは結論付けている。

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