トランプの州兵派兵が戒厳令の様相★違法移民の次はホームレス、市民も危ないと言われる理由・移民対策

ポイント：

・ワシントンDCでのトランプ追放を求める大規模なデモ

・「ホームレス」を首都から消し去るために州兵派兵宣言

・トランプのICE取締局は民間企業に大きな利益を生み出す利権の場となり、BBBでイスラエルの国防費を超える予算をつぎ込まれることに

 

【おまけ】

・アラスカはロシアだと思っていたトランプ

・ジェフリーサックス教授がトランプの壊滅的な経済の知識をわかりやすく解説

 

昨日はかぶりつきで、ワシントンDCで起きている大規模なトランプの追放を求めるデモや、トランプの州兵派兵宣言（「ホームレス対策」）、「まるで戒厳令のようだ」とアメリカ人に言われた州兵の様子を見ていましたが。

その辺をまずまとめます。

★8月11日のワシントンDCで戒厳令などに反対するデモの光景

連日のようにアメリカ各地でトランプ退陣を求めるデモや、個別の政策に反対するデモがおきていますが、昨日は特にワシントンDCに集中していました。

 

・・すごい怒りようですが、たしかにトランプ政権下のアメリカは不安しない方がおかしいですし。。。

 

 

そこで見つけたプラカードが力作ぞろいだったので、それぞれに日本語訳をつけておきました❤

 

 

これはたしかに「戒厳令」という絵面ですね。

 

 

トランプによる州兵派兵の宣言についてニュース報道

 

 

こうやってニュースを見ると、「まあ治安維持は確かに大事だしな」・・・と思えますが！ちゃんと新聞で読むと怖い内容なんですよね。。。それでアメリカ人は「戒厳令のよう」と恐れ、反対デモが起きたようです。

 

 

🇺🇸アメリカ人が「戒厳令」と呼ぶ、州兵の派兵について

トランプの見るワシントンDCのイメージ：「我々の首都は、暴力的なギャングや血に飢えた犯罪者、放浪する若者の群れ、麻薬中毒者、そしてホームレスに占拠されている。我々は、このような事態を二度と起こさせない」
（実際にはワシントンDCでは今年の犯罪率は去年同時期よりも26％減少している）

アメリカ史上前代未聞
・1973年のコロンビア特別区自治法に基づき、米国大統領は犯罪緊急事態を宣言し、市の警察署を48時間連邦政府が統制することができるが、発動されるのは初めてのこと

他の都市への拡大の可能性
・シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨーク、ボルチモア、オークランドなど、同様に「非常に悪い」都市を次々と挙げ、その都市でも同様の措置を取られる可能性

 

（テレグラム）

 

ホームレスというだけで犯罪者扱いする発言

 

トランプ大統領はまた、記者会見で、政権が「私たちの美しい、本当に美しい公園の至る所から」ホームレスの野営地の撤去を開始したと話した。

ワシントンの数千人のホームレスについてトランプ大統領は昨日、SNS上で排除を強調しただけだった。

「ホームレスは直ちに立ち退かなければならない」とトランプ氏は日曜日に書いた。

「我々は君たちに滞在場所を提供するが、首都からは遠く離れなければならない。犯罪者は立ち退く必要はない。君たちは本来あるべき場所、刑務所に入れるつもりだ」😱😱

PBSニュース　（テレグラム）

 

👉西の政治家に共通したメンタリティですね。

 

ホームレスは目障りだから、オリンピックなど国際的なイベント開催の前には「国の恥だから」と集めて、どこかに移動させて「問題解消」というね。

 

ホームレスができないような公平な経済的システムを作ったり、できても即時それぞれ建設的に対応するシステムを作るのではなく、隠して見えなくなればいいと。

 

しかも！「ホームレスは刑務所にふさわしい」というのは初耳でしたよ！普通は別の場所に文字通り移動させるだけなんですけど？！

 

家がないことが犯罪？

 

たしかにトランプは、金持ちにはゴールドビザで市民権まで出しちゃうほど億万長者が大好きですが。逆のホームレスはそれだけで犯罪者なんですねー

 

違法移民もまとめて犯罪者扱いで、たとえ公式に申請中でもICEがバンバン捕まえて国外退去させてますしねー

 

 

★トランプの移民管理局ICEへの予算がイスラエルの軍事予算を超える

 

トランプの移民取締官による抑圧が酷すぎて、最近はゲシュタポか、ウクライナの動員くらい酷く見えてきました。

 

この動画も涙なしでは見れないですよ。。

これを行わせているトランプを支援している人がまだいるなんて、人を違法か合法化だけで切り分けるなど残酷だなと思いますね。

 

 

ICEの予算として、トランプはフランスなどの一国の軍事費以上の予算を求めました。

 

 

💲🤡トランプの「偉大で美しい」法案（BBB）が米国をさらに深刻な債務に沈める

ドナルド・トランプが新たに署名した包括的な減税と支出のパッケージは、議会予算局が警告するように、赤字爆弾であり、最も打撃を受けるのは貧困層です。

1.1兆ドルの支出削減は4.5兆ドルの収入減をもたらし、米国の債務をさらに深刻化させます。

この法案の予測される影響：
🔴10年間で国の債務に3.4兆ドルが追加される
🔴さらに1000万人のアメリカ人が健康保険を失う
🔴2017年の減税を延長し、チップや残業代の控除を追加
🔴軍事と大量強制送還プログラムに数十億ドルを投入

👉私からも補足させてもらえば

🔴フードスタンプ（貧困層のための食糧支援）の受給者を削減
🔴ICEへの予算を2029年までに100億ドルから1000億ドル以上に増額し、ICEを連邦政府内の法執行機関で最高の資金を受け取ることになる。
つまり、ほとんどの国の軍隊よりも大きな資金が「移民対策」に回される。

（7月23日、テレグラム）
👉このBBB法案には、トランプ政権二期目の「億万長者にもっと富が集中する国造り」という特徴がよく出ています。

 

 

ICEの予算がとんでもない件

 

 

🇺🇸💣移民取り締まりのICEの予算が世界のほとんどの軍隊よりも大きくなる可能性

上院は、移民関税執行局（ ICE）を米国最大の国内法執行機関とする法案を可決した。ドナルド・トランプの移民執行政策への予算は、イスラエルを含む世界のほとんどの軍隊よりも高額となる。

トランプ大統領の法案の修正版が火曜日、上院で僅差で可決された。この法案の費用は、現在から2029年までの間に約1500億ドルと推定されている。これは年間平均375億ドルに相当し、15カ国を除く全ての国の軍事費を上回る。

今年の防衛費支出が世界で16番目に高いイタリアの年間軍事予算308億ドルを上回る。これはイスラエル（300億ドル）、オランダ（270億ドル）、ブラジル（261億ドル）の軍事費よりも高い。

（7月16日、テレグラム）

 

 

★トランプのICEはパランティアなどの下請けの民間企業に多大な利益をもたらしているおいしい利権の場に・ロビー活動や献金など金が派手に動いている

 

 

🇺🇸💰移民取り締まり局ICEは下請けが多く民間企業が多大な利益を生んでいる利権（収監業務2社）

ICE収監者の90％を管理しているコアシビック（CoreCivic）とGEOの二社は議会でロビー活動を行い、ICEへの新規予算案を可決させた

・民間刑務所ビジネスのGEO社では収益が前年比で12％アップ

・トランプ政権は今年100万人の移民追放を目標にしているため、両企業はさらなる増収が期待されている
（テレグラム）

 

 

 

ICEの収監担当民間二社は選挙中にトランプに多額の献金をしていた

トランプ大統領の予算案「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法BBB」は、移民の大量収容を実施するためにICE（移民税関捜査局）が民間請負業者に支払う450億ドルを割り当てており、トランプ氏を支援するために多額の寄付をした企業に巨額の利益をもたらす道を開くものとなっている。

CREWによるFECデータの分析によると、民間移民収容サービス 最大手の2社、コアシビックとGEOグループ、そしてそれぞれの子会社と幹部は、トランプ氏の2024年大統領選対策と就任式資金に合計約280万ドルを寄付した。 
（テレグラム）

 

しかもこの二社は、ICEの予算アップが組み込まれたBBB法案を可決させるためにロビー活動もしていました。

 

★パランティア社は移民データ管理で大口契約をとりトランプ政権内部者が大きな利益を受けた

 

4月11日、ICEの移民データ管理をパランティア社が3000万ドルで契約した際、ナスダックでは内部取引などのデータを公開していました。

 

 

トランプ政権のためにアメリカ人の個人情報の巨大データベースを構築しているパランティア社の株を、トランプ大統領の副首席補佐官スティーブン・ミラー氏が10～25万ドル保有していると。

 

トランプ政権は億万長者の投資家ばかりなので、こんなことも日常茶飯事になってきていますね。

★ブラックウォーター社はエルサルバドルの刑務所に移民輸送業務を提案

 

 

ブラックウォーターの元創業者エリック・プリンス氏や元軍人、元法執行官らを含むこの団体は、トランプ氏の就任前に顧問らに26ページの計画書を提出し、 2026年までに1200万人を迅速に米国から排除するという大統領の「大量国外追放作戦」を支援するために250億ドルの費用がかかると見積もった

(インディペンデント紙)

 

★移民輸送業の下請けも大儲け

 

 

例を挙げたらきりがないのですが、前に見かけた情報ではICEの移民の身柄確保から収監、外国追放までのプロセスのうち、かなり高い割合がこのように民間に受託されています。たしか80％が民間下請けと言われていたように思いますが。

 

でも恐れるのは違法移民だけでいいのでしょうか？

 

★トランプ政権が傭兵企業ブラックウォーターなどの民間軍を設立するおそれ

 

The Hill紙(6月2日）「トランプ大統領の国外追放はひどいと思う？彼の民間軍設立はどう？」

 

 

ブラックウォーター元社長のエリック・プリンスは、エルサルバドルへの移民送還以外にも、 最大10万人の武装した市民からなる軍隊を訓練・展開する計画も提案していました。こういった民間兵の利用は、独裁的な国家でよく起きているとのこと。

 

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★トランプがBBBで大金を投入してできあがった「違法移民収監ビジネス体」は移民がいなくなった後はどうするのか？

ここまできて、すでにオバマ時代のFEMAの悪夢の再現のようですが、トランプは特に民間企業に各業務を割り当てているのが違いますね。そこがおいしい利権になっていますが。

では違法移民がいなくなった後、この企業は「おつかれさまでした！」とできあがったシステムを放棄して契約終了するのでしょうか？

こういう流れを踏まえて、トランプが構築した違法移民の捕獲から追放までの人員や施設は、違法移民がいなくなれば次は合法移民や、アメリカ市民を対象に同じようなことをするために利用されるのではないかという憶測が生まれています。

そんな中で起きたのが、昨日のトランプの「州兵を動員してホームレスを刑務所に収監する」という発言でした。

 

その巷の予測が実現してきているようでぞっとしましたよ。。。

ただのきれいごとではないです。

 

【おまけ】

アラスカはロシアだと思い込んでいたトランプ🤣🤣

 

🇺🇸🤡【字幕】やっぱり期待を裏切らないトランプ：アラスカはロシアだと思い込んでいた🤣🤣#アラスカ #字幕 #認知症 #トランプワールド pic.twitter.com/iQUZcdn34C

— 世界の裏側ニュース

 

安定のトランプらしさですねwww

 

逆にこの人は何の分野ならちゃんと知っているのか気になるほどですwww

 

経済のセンスも壊滅的なんですけどwww　手がけた事業はほとんど潰してきたのに、なぜか億万長者とは、違法に稼ぐセンスだけはあるのかもしれないですね！