PR

中国のレアアース対日輸出規制により「日本は数ヶ月後にイットリウムが枯渇する」ことを海外メディアに知らされる

スポンサーリンク
日中のレアアース問題 政治・経済

中国のレアアース対日輸出規制により「日本は数ヶ月後にイットリウムが枯渇する」ことを海外メディアに知らされる

トランプ大統領に中国への働きかけを要請していた高市首相

読者の方からの情報です。
 FINANCIAL TIMESのスクープ記事に衝撃が走っています。日本の政府関係者が「日本は後数ヶ月でイットリウムの備蓄を使い果たす恐れがある」と発言していたことが、海外メディアによって知るところとなりました。イットリウムとは中国がほぼ100%のシェアを持つレアアースで、境野晴彦氏によると「イットリウムはジェットエンジンの耐熱コーティング、 半導体製造装置の耐プラズマ部材、電力ガスタービンの耐熱部材に不可欠な材料」です。イットリウム不足は「 航空機、半導体、電力産業に重大な支障をもたらす可能性がある。」とあります。

 イットリウム枯渇の発端についてDr.パパ氏は「高市さんの台湾有事発言のあと、中国が日本向けを締めた。米高官いわく、日本に売るのは『必要最低限』だけ。 」「高市答弁から11か月、ジスプロシウム(Dy)もテルビウム(Tb)も1月から対日輸出ゼロ、イットリウムも同じ」と簡潔にコメントされていました。イットリウムの値段は、中国国内で1kg9ドルのところ、中国国外では1kg1,150ドルとなっています。

 高市首相は、9月23日にわずか35分間の日米首脳会談をねじ込み、習近平国家主席の訪米直前のトランプ大統領に対して「レアアース輸出規制を緩和するよう、米国に中国への働きかけを要請した」、確かに日米首脳会談のポイントに「重要鉱物などの経済安保分野での協力強化」とカッコよく書いてあります。しかしその要請が成功せず現在の危機的状況を招いたようです。「仮にサプライチェーンの上流で日本企業が供給する酸化イットリウムやイットリア安定化ジルコニアに不足が生じたとしても、欧米企業にとっては代替調達ルートが存在する。(中略)対日制限措置がアメリカのサプライチェーンに与える波及効果は、日本側が主張しているほど大げさなものではない。」というコメントがありました。

 境野晴彦氏は「このような重大な事態を、なぜ日本政府関係者が海外の報道機関に答えているのか、日本のメディアは何をしているのか。 台湾有事発言に端を発した日本産業の危機を、目前に迫りつつある危機を、メディアは正確に伝えて欲しい。」と述べ、Dr.パパ氏は「高市の失態、情報統制()エグくないですか?」と突いています。

(まのじ)

Twitter

マイコメント

イットリウムの枯渇は日本の産業にとって死活問題ですが、こういう事態を受け
産業界では代替え材料の開発も進んでいるようです。

ただ、問題はこうした代替え材料の開発と生産、そして提供が枯渇する時期まで
に間に合うがどうかです。

間に合わなければ大きな打撃を受けます。
しかし、日本にも中国産業に必要な材料などが数多くなり、それらを禁輸対象に
して対抗することは可能でしょう。

イットリウムの代替え材料の開発状況

AI による概要
 
イットリウム(レアアースの一種)の代わりとなる代替材料や技術は、使用される用途(半導体製造、セラミックス、超電導など)によって異なります。
中国による輸出規制の強化を受け、近年では国内の素材メーカーや研究機関によって以下のような代替技術や、他の一般的な元素への置き換えが進められています。 [1, 2]
1. セラミックス・結晶の安定化材料(ジルコニアなど)
イットリウムは割れにくいセラミックス(イットリウム安定化ジルコニアなど)を作るための安定化材として使われますが、これを一般的な酸化物に置き換える技術が実用化されています。 [1, 2, 3]
  • 酸化セリウム(CeO₂)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(CaO)
    • 東レなどは、ミリングボール(材料粉砕用セラミックス)等の製造において、イットリウムを使用せずにセリウムやマグネシウム、カルシウムなどの一般的な材料で結晶構造を安定化させ、さらに耐摩耗性を高める技術を開発しています。 [1]
2. 半導体・最先端ハイテク分野
半導体製造装置部品のコーティングや電子部品における代替材料の開発が進んでいます。 [1]
  • ハフニウム(Hf)
    • 第一稀元素化学工業は、半導体用途や航空宇宙分野などに向けたイットリウムの代替材料としてハフニウムの国内製造技術(分離・精製技術)を確立し、サンプル供給や量産化へ向けた動きを強めています。 [1, 2]
3. 高温超電導(リニアや送電線など)
液体窒素温度で機能するイットリウム系超電導体(YBCO)の代替として、他元素の活用や完全なレアアースフリー化が研究されています。 [1, 2, 3]
  • 他の希土類への置換(GdBCO、SmBCOなど)
    • イットリウムをガドリニウム(Gd)やサマリウム(Sm)などに置き換えることで、高磁場性能をさらに向上させる技術があります。 [1]
  • ビスマス系(BSCCO)、鉄系、二ホウ化マグネシウム(MgB₂)
    • 完全なレアアースフリーを目指す動きとして、ビスマス系、鉄系超電導体、あるいは安価なマグネシウムとホウ素を組み合わせた材料(MgB₂)などが医療用MRIや発電機向けに普及・開発されつつあります。 [1]
4. 蛍光体・LED材料
かつて液晶やLEDの白色発光材料(黄色蛍光体など)に欠かせなかったイットリウムですが、ここでも脱レアアースが進んでいます。 [1]
  • マンガン(Mn)などの活用
    • ユーロピウムやイットリウムといった希土類に代わり、より地球上に豊富に存在するマンガンなどをベースにした蛍光体製品の開発が行われています。 [1]

どの用途(半導体、セラミックス加工、光学レーザー、あるいは超電導材料など)における代替品をお探しですか?具体的な製品や分野を教えていただければ、さらに絞った情報をお伝えできます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました