中国・広東省で「チクングニア熱」感染7700人超…蚊が媒介、高熱や発疹などの症状
2025年7月にWHOが世界的流行を警戒!
先日、中国でチクングニア熱が流行してWHOが警戒情報を出しているという記事を書きました。
病気についての解説も↑の記事で書いていますので知らない方はお読み下さい。
医師サイトでまた続報があったのでシェア。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
中国・広東省で「チクングニア熱」感染7700人超…蚊が媒介、高熱や発疹などの症状
2025年8月6日 (水)読売新聞
【広州=遠藤信葉】中国南部の広東省仏山市を中心に、蚊が媒介するウイルス性疾患「チクングニア熱」の感染が拡大している。
感染者は、今月初めの時点で7700人を超えた。
日本の厚生労働省によると、チクングニア熱はヒトスジシマカなどによって感染し、高熱や発熱、発疹などの症状が出る。
死に至ることはまれだが、ワクチンや予防薬はなく、虫よけ対策が唯一の予防策という。
仏山市で7月上旬以降に感染が広がり、広東省内の他都市や隣接する香港、マカオでも患者が確認された。
広東省の当局は、蚊の発生を抑制するため、水がたまりやすい場所の清掃を呼びかけている。
対応を怠った飲食店やホテルが行政処分を受けた事例を示し、徹底した対策を求めている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
感染者が増えているようですね。
ヒトスジシマカに刺されることによって感染することが多いようですが、ヒトスジシマカは日本国内でも見かける蚊です。
刺されたらめっちゃかゆいやつですわ
調べてみました↓
なんと、ハエの仲間で東北地方より南に住んでいるそうです。
成虫が見られる時期は5〜11月。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
落ち葉に溜まった水など、ちょっとした水溜まりでも幼虫は育つことができます。
成虫は風のない場所や葉の陰など湿っぽい場所にいます。
人が4〜5mの所に近づくと、吐く息に含まれる二酸化炭素や体温、汗のにおいを感じて寄ってきます。
メスがお腹の卵に必要な栄養を得る為に、動物の体から血を吸います。
十分な血を吸ったメスは、卵が成長するまで安全な場所で2〜3日じっと休んだ後、移動して産卵します。
蚊は血を吸う時に恐ろしい病気をうつすことがあります。
なんと、人間の命を奪う野生動物の世界ランキングでダントツの1位なのです。
ある年の死亡者数を見ると、毒ヘビが6万人、巨大ワニが1000人、百獣の王ライオンが100人で、蚊はなんと83万人*。比べものになりません。
(※出典:「The blog of Bill Gates」october 10,2016 )
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
蚊が媒介する感染症は結構ありますので虫除けスプレーなど対策をしましょう。
私はスプレーでかぶれることがあるのでこれを付けています↓

子供用もあります↓

蚊取り線香や蚊取りマットなどを設置するのもいいでしょう。
診療所では玄関に除虫菊の蚊取り線香を焚いています。
ちょっと煙とニオイがありますが、蚊は小さな殺人者ですのでしっかり対策しましょう。
コメント