「テスラのバッテリー交換、約230万の請求きました」 突然の不具合にオーナー困惑、愛車とは泣く泣く別れ

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テスラモデルS 社会問題

「テスラのバッテリー交換、約230万の請求きました」 突然の不具合にオーナー困惑、愛車とは泣く泣く別れ

230万なら新車が買える費用!でも、なぜかオーナーは再度テスラを購入?テスラは乗り心地が良いから!お金あるんですね!

「いきなりバッテリー不具合になり充電が出来なくなり…」


 米電気自動車(EV)テスラのバッテリー交換で約230万円(見積り)を請求されたという日本人オーナーの投稿が大きな話題になっている。「デカすぎる出費」と衝撃が走ったが、いったいどんな状況だったのか。投稿した藤井マシュー(@mashu0504)さんに愛車の“その後”も含めて聞いた。

「テスラのバッテリー交換

約230万の請求きました

 

認定中古車購入して3年たち車検も受けて何も問題なく乗ってましたが

いきなりバッテリー不具合になり

充電が出来なくなり

230万払って交換するしか方法がないと言われてます笑

テスラの中古検討中の方

注意が必要です!」

 16日、藤井さんが投稿すると、ネット上は騒然。約150万件の閲覧回数を記録し、「デカすぎる出費」「ヒョイって払える修理代じゃない」「桁が違うな、、、」「車買えるやん….」などの声が次々と寄せられた。

 藤井さんが中古のテスラ・モデルS P85を購入したのは、2019年10月だった。価格は諸経費込みで、約620万円だった。

 3年8か月、大切に乗り続けてきたが、ある日、「バッテリーの充電容量が低下しています」のアラートが表示される不具合に見舞われた。

 充電が減ってきたため、充電しようとしたが、全くできない。「おかしいなと思い、テスラのサービスにメールで連絡したところ、返答が『バッテリー不具合のため、230万で直せます。バッテリー注文してもよろしいですか?』といきなり来まして」

 手続きはスマホ1台で行えるテスラとはいえ、「230万をすごく簡単に、2万3000円くらいの感覚で言うなと思いました笑」と、さすがに驚きを隠せなかったという。

 さらに、「サービスに電話すると、保証も切れているので直すか売るかしかない、と言われました」。藤井さんは天を仰いだ。

 

 保証については、「初年度登録から8年もしくは距離なので私の車は2014年なので切れてしまっています。認定中古車は2年保証なのでそちらも切れているので自費になるとのことです」と説明を受けた。

 売却か、230万円を払ってのバッテリー交換か。重い選択を突き付けられ、藤井さんは動揺した。

買取相談も「バッテリー直していない状況では買取できない」

「少し前まで全く問題なく動いていた車で、車検も3月に受けたばかり。まだまだ乗ろうと思っていたのですが、まさかその2択しかないとは思いませんでした。修理に20~30万かかりますとかなら分かるのですが、乗るなら230万の選択1本なので少し困りました」と、ぼう然となった。

 バッテリーが壊れた原因も分からず、状況を改善することすらできない。

「残り100キロの充電量で、どこも行けない状態。置いていても充電は無くなるので、早急に決断しないといけない状態でした」

 悩んだ末、下した決断は売却だった。最初はテスラに相談した。

「テスラに下取り査定したらバッテリー直していない状況では買取できない、と言われました。買取するならまずはバッテリーを230万で直した後、90万でなら買い取りますと。乗らない車を誰が230万で直してわざわざテスラに売るねんとなりましたよ」

 続いては、中古車買取業者をあたった。

「中古買取会社に査定を出したら、バッテリー不具合を了承して80万で買取を出してくれたのでそちらに出しました。なのでいきなり車がなくなりました笑」

 保証期間は昨年11月に切れていた。そのときに不具合が起これば、バッテリー交換は無料だった。しかし、不具合がないのであれば、交換は難しい。8年という保証は他メーカーに比べても短くはないが、バッテリーはなくてはならないもの。「中古で5年落ち買えば3年後には壊れたら230万、壊れなかったらラッキーなので毎日アラートが出ないことを祈るしかないですね」と、やり場のない気持ちをにじませた。

 近年、EVの普及とともに、日本でも増えているテスラオーナー。未来的でスタイリッシュなボディーは目を引き、藤井さんも不具合が起こるまでは好印象を抱いていた。今後、同社の新型ピックアップトラック「サイバートラック」の納車も予定している。「テスラは乗り心地が最高で、とても良かったので、こんなことが起きても新しいサイバートラックは購入します笑」と、なんとか気持ちを奮い立たせている。

 投稿はこれからどうすればいいのか情報収集の目的もあったが、打開策は見つからなかった。

 愛車に別れを告げた藤井さんは、反響について「ここまでバズるとは全く思いませんでした」と受け止めつつ、「ただ、それだけ衝撃的な金額とみなさん思われているので、これから電気自動車の中古市場がどうなるかみものです!」と、締めくくった。

ENCOUNT編集部

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