戦争の始まり：イスラエルがイラン各地への攻撃を開始

米国当局は報道機関に対し、テヘランで爆発が報告されたことを受け、イスラエルがイランの施設への攻撃を開始したと語った。

国営通信社ヌールニュースによると、イランの首都テヘランとその周辺で数件の爆発が報告された。

「首都テヘランのさまざまな場所で大きな爆発音が聞こえている」とテレビ報道で伝え、イランの防空システムは完全警戒態勢にあり、イマン・ホメイニ空港のすべての飛行が停止されていると付け加えた。

イスラエル軍は攻撃についてまだ公式声明を発表していないが、タイムズ・オブ・イスラエル紙に対して「イランの核開発計画に対する空中作戦を開始した」と認めたと報じられている。

同メディアの報道によると、「ライオンの国」と名付けられたこの作戦では、イスラエルの戦闘機がイランの核開発計画やその他の軍事施設に関連する数十カ所の標的を爆撃した。

イスラエル軍は同メディアに対し、イランは数日以内に核爆弾を数個製造できるほどの濃縮ウランを保有しており、この「差し迫った脅威」に対して行動する必要があると語った。

イスラエル当局がイランの反撃の可能性に備える中、イスラエル全土で予防的な警報としてサイレンが鳴らされている。イスラエル軍はXの投稿で、現地時間午前3時をもって、イスラエルの民間および公共の安全に関するガイドラインが「必須活動」に変更されたと発表した。

「ガイドラインには、生活必需品の事業を除き、教育活動、集会、職場の禁止が含まれている」と述べた。

イスラエル運輸省も、追って通知があるまで同国の空域の発着を閉鎖したことを確認した。

匿名の米国当局者２人はロイター通信に対し、イスラエルはワシントンに攻撃について知らせたものの、攻撃の計画や実行には協力しなかったと認めた。

アルジャジーラのアラン・フィッシャー特派員は、ここ数日の展開から、ドナルド・トランプ米大統領が「何らかの攻撃が行われると伝えられた」ことが示されていると述べた。