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イラン戦争終結合意で露呈した米国の敗北 ~世界秩序転換の歴史的分岐点

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トランプ大統領イランとの合意文書に著名 戦争

イラン戦争終結合意で露呈した米国の敗北 ~世界秩序転換の歴史的分岐点

竹下雅敏氏からの情報です。“この戦争の影響は1930年代規模の世界恐慌になると考えています。…こうしたことはすべて、良い結果につながるでしょう。

 TBSは、トランプ大統領が署名した「イランとの戦闘終結に向けた覚え書き」について、“レバノンを含む全ての戦闘を終結し、60日以内に最終合意を目指すとしている。ホルムズ海峡に関しては、署名後60日間イランが無償で安全な航行ができるよう努めるとした一方で、イランが合意を履行すれば資産凍結の解除や、復興のため3000億ドル(約48兆円)規模の民間基金を創設する方針も盛り込まれた。核問題については、イランが核兵器を調達または開発しないと表明。貯蔵している高濃縮ウランを現地で希釈・処分するというが、トランプ氏が求めていたアメリカへの引き渡しは明記されていない。(54秒)”と報じています。

 同志社大学の三牧聖子教授は、“ホルムズ海峡を開けるには、イランが主張する「制裁の緩和」とかを受け入れざるを得なかったとすれば、どこから見ても、やはりアメリカの敗北と言わざるを得ない。結果的には革命防衛隊、軍、かつてよりもむしろ強硬な現体制が出来上がってしまったということもありますし、ホルムズ海峡閉鎖というカードを与えてしまった。むしろ「イランを強くしてしまったのでは」とすら言われていますね。(11分9秒)”と話しています。

 2026年2月28日にイスラエルとアメリカによって開始された「イラン戦争」は宣戦布告なしに、アメリカでの連邦議会の承認を経ずに開始されました。

 時事ブログでは3月4日の時点で、「戦況はイランの圧倒的な勝勢」であり、“江学勤(Jiang Xueqin)氏は、「米国はこの戦争に負け、それが世界秩序を永遠に変える。」と予想していたことをお伝えしましたが、どうやらこの予想も的中しそうです。”とコメントしました。

 現在、「アメリカがイランに敗北した」という事実を大手メディアですら報じる状況になっています。Alzhacker氏のツイートをクリックして全文をご覧になると、「米国はこの戦争に負け、それが世界秩序を永遠に変える。」ということの意味が良く分かります。

 “続きはこちらから”をご覧ください。マイケル・ハドソン教授は、“この戦争の影響は1930年代規模の世界恐慌になると考えています。…こうしたことはすべて、良い結果につながるでしょう。…金融システムはすでに非常に高いレバレッジがかかっているため、おそらくこの世界恐慌の最大の犠牲者となるでしょう。…あなたが米国にとってマイナスだと言ったことはすべて、世界の他の国々から見ればプラスです。”と言っています。

(竹下雅敏)

イランとの3か月超に及ぶ戦争でアメリカが失ったもの「苦い教訓を得たはず」駐日イラン大使語る【報道特集】|TBS NEWS DIG

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世界経済は、原油価格が1バレル60ドルを下回れば採算が取れず、100ドルを超えれば債務が破裂するという、極めて狭い許容範囲で成り立っている。今、その両方の条件が同時に崩れ去ろうとしていることを、ほとんどの人は知らない。

現在、イランによるホルムズ海峡の封鎖が断続的に続いており、世界の原油供給はかつてない緊張状態にある。米国の備蓄はすでに底が見え始めており、トランプ大統領が「あと4週間で備蓄が尽きる」と不用意に口にしたことは、その深刻さを物語っている。

問題は、単なる価格高騰ではない。エネルギー供給が絞られれば、経済規模そのものが強制的に縮小するという物理的な事実だ。GDPと石油消費量は、グラフ上でほぼ一直線に比例する。原油が足りなければ、経済活動は止まる以外にないのだ。

しかし、より致命的なのは、このエネルギー危機が米国の債務市場に直撃する構造である。米国政府は毎年10兆ドル(約1500兆円)もの国債を借り換えねばならず、さらに2兆ドル以上の新規借り入れを必要としている。

これは、世界の投資家が常に米国債を買い続けることを前提とした、巨大な自転車操業だ。2008年の金融危機では、わずか数四半期の債務減少で金融システムが崩壊寸前に陥った。今回は、その比ではない規模の信用収縮が避けられない。

ところで、この海峡封鎖は本当に「偶発的」な出来事なのか。

私は、これが意図的に引き起こされた複合的危機だと見ている。3月2日、米国がイランへの攻撃を開始した直後、ウクライナがロシアのエネルギー施設への大規模ドローン攻撃を始めた。

米国はウクライナに攻撃中止を求めず、むしろ放置した。世界の二大産油地域が同時に混乱したのだ。これを単なる偶然と片づけるには、あまりにも符合が過ぎる。

真に恐ろしいのは、この危機の先にある世界秩序の変質だ。これまで自由だった海上輸送は、国家の武器として使われる「チョークポイント」へと変貌した。すでに中東諸国は米国離れを加速させ、中国が経済インフラの提供を通じて影響力を拡大している。

米国一極支配の終焉は、遠い未来の話ではなく、いま我々の眼前で進行しているのである。

マイケル・ハドソン:

ラディカさん、あなたはアメリカに関して非常に悲観的で、まるで他人の不幸を喜んでいるかのようですね。

トランプ氏の無謀なイラン戦争がもたらした悲惨で否定的な影響については、私も同感です。たとえ覚書が署名されたとしても、現物石油取引は数ヶ月間開始できないでしょう。

つまり、結果として原油価格は大幅に上昇するということです。

以前にもお話ししたと思いますが、この戦争の影響は1930年代規模の世界恐慌になると考えています。

そうなると、多くの産業が現在の高騰した原油価格では利益を上げられないため、生産を停止せざるを得なくなるでしょう。

従業員の解雇を避けることはできず、失業が発生するでしょう。

通常の事業活動で支払うはずだった債務を返済できなくなるでしょう。

ですから、経済的な反発や政治的な反発は避けられないでしょうが、まずはこの状況のあらゆる良い面を見ていきましょう。

確かに、この混乱はこれまで述べてきたような様々な問題を引き起こすでしょうが、同時に良い結果をもたらす可能性もあります。

それは、米国中心の秩序をいかにして終わらせるかという議論を巻き起こすことになるでしょう。

そうすれば、米国は制裁措置によって現在引き起こしているような混乱を招いて他国を支配することは二度とできなくなるでしょう。

なぜなら、他国は米国経済とのデカップリングによって自国を守るからです。

結局のところ、これは私たちが過去2年間ずっと議論してきたことなのです。

こうしたことはすべて、良い結果につながるでしょう。

そして、あらゆる大きな戦争は、金融関係を変容させたのと同様に、政治関係も変容させてきました。

そこで、今まさに起こっている変容について少しお話したいと思います。

あなたが言及された害のほとんどは米国に関係していると思いますが、私は米国がこのような新しい世界秩序の構築に参加するとは考えていません。

米国はそれに対抗するためにできる限りのことをするでしょう。

ですから、おっしゃる通り、金融システムはすでに非常に高いレバレッジがかかっているため、おそらくこの世界恐慌の最大の犠牲者となるでしょう。

第一次世界大戦の和解が崩壊し、大恐慌につながった1929年と同様に。

はい、西アジアにおける米国の存在感は完全に終わるでしょう。

はい、あなたが米国にとってマイナスだと言ったことはすべて、世界の他の国々から見ればプラスです。

実際、米国がイランを打ち負かすことができないという事実は、米国自身だけでなく、世界全体にも衝撃を与えました。

なぜなら、米国は最初から張り子の虎に過ぎなかったからです。

米国には、二度と他国を侵略する軍事力はありません。

考えてみてください。20年間準備してきたイラン人以外、誰も米国がイランに負けるとは予想していませんでした。

そして、このことがイランを非常に強力な国にし、世界全体に、必ずしもこうである必要はないということを示しました。

彼らは、米国に自国の地域に軍事基地を持たせる必要はありません。

今や、軍事基地を置いているということは、米国がこれまでイランに対して行ってきたのと同じことを他国に対しても行おうとするのを防ごうとする世界各国から、爆撃を受ける口実を与えることになるのだ。

マイコメント

イスラエルにそそのかされて始めた戦争が最後には自らの首を絞める結果になったと
いうことですが、戦争を始めた当初そこまでは思いもよらなかったことでしょう。

しかし、その結果が引き起こす金融危機は全世界がこれから体験する未曽有の災害と
なる可能性があります。

すでに、日本が海外からの資本引き上げによる世界経済に与える影響で10月には
金融危機が起こるとされていますが、これとダブルに重なるので1929年の世界大恐
慌以上の規模になる可能性があります。

そして、イラン海峡封鎖が4か月近く続いた(まだ完全封鎖解除には至ってない)
事の影響もこれから重くのしかかります。

この金融危機は超ハイパーインフレを引き起こし、物価高騰で企業はモノの生産が
止まり、株は大暴落し、多くの人々が路頭に迷い、政府の年金支給が止まり、国民
生活が破壊されることになるかもしれません。

そうならないことを祈るばかりです。

ただ、日本はもともと物価が安いので他国よりも影響が少ないかもしれません。

ただし、未来はまだ確定していませんので、何らかの解決策によって未曽有の危機
を回避できる可能性も残されています。

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