献血により集めた血液が使用できなくなるなどのミスが今年に入り5件相次いでいたとして、日本赤十字社が謝罪しました。

「深くお詫び申し上げます」

日本赤十字社は19日に会見を開き、不適切な管理により、集めた血液が使用できなくなるなどのミスが、今年に入り相次いで5件起きていたことを明らかにし、謝罪しました。

具体的には今年5月、冷凍庫の電源トラブルにより血液製剤およそ1万3700本が輸血用として使用できなくなったほか、今月には、北海道の献血会場で、使用済みの針を別の献血者に刺してしまうミスなどが起きていたということです。

こうした事態を受け日本赤十字社は、今後、血液センターの一斉点検を行い、手順書などを整備して順守を徹底していくとしています。

また、過去に同様の事故がなかったか、改めて調査していくということです。