ACIPが新型コロナ感染症用ワクチンの接種を一律に適用することは中断すると全会一致で決定
日本はコロナワクチン接種に補助金を出し接種を促進する決定、まるでアメリカとは正反対
ACIPとは米国の「予防接種諮問委員会」のことであって、同委員会は予防接種に関する指針を政府に諮問する組織である。そこが、最近、新型コロナ感染症用ワクチンの接種を一律に適用することを中断すると全会一致で決定したのである(注1)。今までの方針とは180度異なる方向性である。
本日はこの記事を仮訳し、読者の皆さんと共有しようと思う。
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副題:「これは今まで米国で接種されてきたワクチンの中で最も有害なものだ。本日の動きは患者の権利と透明性の勝利であると言える」 — ジョセフ・バロン博士の言
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「独立医療連盟」(IMA)は、HHS(保健福祉省)の予防接種諮問委員会(ACIP)が乳児、子供、大人に対して新型コロナ感染症用のmRNAワクチンを一律に推奨することを終了すると12対0の投票で決定した。
この投票は患者がワクチンを医療提供者と共同で「臨床的な意思決定」をすることを推奨し、そうすることによって患者と医師の関係性を回復するものであり、mRNAワクチンに関連する安全性の懸念や健康被害に関する厄介なデータがパネルメンバーに提示された後に採決が行われた。
「本ワクチンは、発端から承認までの審査期間の中央値がたった21日という異例の速さで流通に乗せられた」と、IMAの会長兼最高医療責任者であるジョセフ・バロン博士が述べている。「現在、この審査過程の危険な誤りを浮き彫りにする査読付きの研究が急増している。これは米国で投与されたワクチンの中で最も有害なワクチンであって、本日の動きは患者の権利と透明性の勝利だ。」
ACIP委員会は、IMAの上級アドバイザーであるロバート・マローン博士やIMAの上級フェローであるカーク・ミルホーン博士を含むメンバーが全会一致で更新された指針を採択し、広範な義務化よりもむしろ個々のリスク・恩恵の評価を重視することを強調した。同パネルの重要な声として、マローン博士とミルホーン博士は証拠に基づく改革を支持する上で重要な役割を果たしており、IMAの最前線の専門知識を活用してmRNA技術における解決の安全問題を浮き彫りにしている。
今週(9月15日の週)初め、元CDC(疾病管理予防センター)局長のスーザン・モナレズは上院の公聴会で精査され、CDCが新型コロナ感染症の感染拡大に対して、高いリスクがあり効果が限られているにもかかわらず、同mRNAワクチンの義務化をどうして子供や健康な成人に推奨したのかについては具体的な答えを提供し得なかった。また、モナレズは一般からは隠されていた78万件の健康被害報告についてのCDCの取り扱いに関しても質問が投げかけられた。
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私たちは、報道されるずっと前から医療改革に向けて取り組んできました。独立医療連盟は患者が最優先されるべきだと信じる医師や科学者、支持者を結集しています — その信念は最終的にその勢いを増しています。
しかし、あなた方なしでは私たちはその勢いを維持することは不可能です。
本日寄付をして、原則に基づいた患者中心の医療を守り、それを妨げようとする勢力に対して立ち向かう手助けをしてください。
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これで全文の仮訳が終了した。
この記事は「この投票は・・・mRNAワクチンに関連する安全性の懸念や健康被害に関する厄介なデータがパネルメンバーに提示された後に採決が行われた」と報じている。これは、言い換えれば、この委員会は全会一致でmRNAワクチンが安全ではなかったことを認めたのである。その上で、一律の推奨は中断することに決定したのだ。
だが、この記事が伝えている内容はまだ決して革新的な動きとは言えそうもない。言わば、序の口である。全世界で1700万人もの人々を殺したと言われているmRNAワクチンは依然として市場に存在しており、まだ市場から排除されたわけではないからだ。
これに対して、フロリダ州では画期的な動きが始まろうとしている。2025年9月3日、フロリダ州の公衆衛生局長官を務めるジョセフ・ラダポ博士は記者会見で「フロリダ州保健局は州知事と連携し、フロリダ州法の下ですべてのワクチン接種義務を終了させることに取り組む」と発表した(注2)。
このフロリダ州の動きは画期的だ。
これらの米国での動きと呼応して、日本でも新たな動きが始まっている。
日本では新型コロナワクチンに対する集団訴訟だ。それに関する記者会見の様子が動画で報じられている。その記者会見では身内の者を失ったご遺族の皆さんがその辛い状況を語り、新型コロナワクチンは決して安全ではなかったことを指摘し、国のワクチン行政に対する基本的な疑問や切実な要望について率直に発言している(注3)。
製薬大手の利益のためのグローバルなmRNAワクチンの接種プロジェクトは、過去5年間、世界中を暗黒の中に押し込めて来た。そして、悪魔的とさえも言えるような規制や情報コントロールが遂行された。ワクチンの有効性や安全性について真実を主張する研究者や医師らは口を封じられ、職場から追放された。だが、これらの内外における最近の新しい動きは、今や、それにメスを入れようとしている。大きな構図で見ると、これはトランプ政権の名を歴史に刻み込む重要な要素となるのかも知れない。今後どのような革新をもたらすのかについて注目して行きたいと思う。
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