効果が曖昧な薬で、これだけとっているんですから医療はすごい。というか、そんな医療を受けている人のほうにもちょっと問題があるかと。
ここに出てくる「約1億6708万円の遺伝子治療薬ゾルゲンスマ」は、今年 4月のネイチャー誌には以下のように書かれています。オナセムノゲ・ アベパルボベックというのが、このゾルゲンスマです。
> コホートは、16.7ヵ月治療を受けた1型脊髄性筋萎縮症患者5名と、20.3ヵ月(19~31.5ヵ月)治療を受けた2型脊髄性筋萎縮症患者3名で構成されていた。オナセムノゲン・アベパルボベックを受ける前に、すべての1型患者は24時間の侵襲的人工呼吸器と栄養サポートを必要とした。治療後、5人中 3人で運動スコアが徐々に改善したが、新たな運動マイルストーンを達成した患者はいなかった。生存率は改善せず、全員が死亡に至った。 nature
医療費1か月1000万円以上が2328人、10年で8倍近くで過去最多…3000万円以上は231人
大企業の社員らが加入する健康保険組合連合会(健保連)は、2024年度に1か月の医療費が1000万円以上かかった加入者が延べ2328人と過去最多を更新したと発表した。
10年前と比べ8倍近くに増えており、うち3000万円以上は延べ231人となった。がんや難病などの高額医薬品が相次いで登場していることが背景にある。
24年度(24年1月~25年1月)に月1000万円以上となった人は前年度と比べ8%(172人)増となり、10年連続で増加した。
最高額は1億6871万円で、1億円以上の4人は全身の筋肉が徐々に衰える難病「脊髄性筋 萎縮いしゅく 症(SMA)」の患者で、薬価(公定価格)が約1億6708万円の遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」を使っていた。白血病などを治療する「キムリア」(薬価約3265万円)といった免疫細胞療法「CAR―T療法」の製品を使った人は173人だった。
健保連は、大企業の社員や家族ら約2800万人が加入する各健康保険組合の診療報酬明細書(レセプト)を基に調査した。
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