サル痘疑いが欧米17カ国の200人超に至り、ベルギー政府は「強制隔離」を開始

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ベルギー サル痘

サル痘疑いが欧米を中心とした17カ国の200人超に至り、ベルギー政府は「強制隔離」を開始。…コロナワクチン後の免疫不全症候群社会の中で

日本も遅かれ早かれ巻き込まれるのが近い

もはやマスクは終わらない

本題とは関係ないですが、数日前、政府が「屋外ではマスク不要」という見解を出したと報じられていましたが、個人的に思う理由から「多くの人がマスクを外さないだろうなあ」と考えていました。

そして、実際、政府見解から数日経った今日も屋外の光景はそれ以前と同じでした。

強いていえば、99%のマスク率だったのが、98%くらいにはなったかなという感じでしょうか。

先ほど外を歩いていた時に、近所の公園に、二十代と思しき若いお母さんと、歩き始めたばかりの一歳代と思われる子どもの親子がいまして、お母さんはベンチに座っていて、子どもはその周囲をよちよち歩いています。

そのわりと広い公園には他には誰もいません。

しかし、お母さんは、ガッチリとマスクをつけて子どもの相手をしていました。

その周囲の道も日中はほとんど誰も歩かない場所で、つまり、「基本的に誰もいない」環境です。それでも、そのお母さんは目の下までガッチリとマスクで覆っていました。

「もう病的だな」とも思いますが、実はこの「病的」という概念がポイントになりそうなんです。これは心理的な方面のことですが、これを「回復」させないと、一部の人たちはいつまでもいつまでもマスクをし続ける。

今も屋外でマスクをされている方々が実際にいる中で、それがどんな心理的な病的傾向なのかはここでは書きづらいですが、先日のメルマガの「集団ストックホルム症候群の社会で感じる…」のタイトルなどからご想像いただければ幸いです。

ただ、それはそれとして…。

今日も思ったんですが、小さな子どものマスク率が全然下がっていない

私の家の近所には、ふたつの幼稚園があり、前の通りを通園する親子が毎朝通るのですが、見た限りでは 100%に近いくらい子どもたちはマスクをしている。

政府筋も「しなくていい」というのではなく、「小さな子どもにはマスクをさせないように」と言わないとダメです。もう取り返しはつかなくなっているとはいえ、少しでもこれを早く終わらせなければ。

 

「取り返しがつかない」ということについては、以下の記事や、この記事でリンクしている過去記事などをご参照いただければ幸いです。今の小さな子どもの多くが、脳そのものやコミュニケーション能力に徹底的な損傷を受けています。

 

[記事] アメリカで、パンデミック後の子どもたちの「双方向の会話」能力と読解力が壊滅的な崩壊に瀕していることに対して迅速な対策の必要性を米フォーブスが訴える
 In Deep 2022年5月15日

 

赤ちゃんや乳幼児たちが、「周囲の人々の表情が見えない社会の中で育つ」ことが、どれだけの虐待となっているかを、そろそろ認識すべきです。

しかしまあ……今度は「サル痘でマスク」という時代もやってきそうですし、どこまで行っても終末は終末ということなんでしょうか。

 

急ピッチでのサル痘の拡大

先日の以下の記事で、突如として出現した「本来はアフリカ特有の病気」であるサル痘が、あっという間に欧米を中心に拡大したことを取り上げました。

 

[記事] サル痘感染者は欧米の13カ国に拡大。広大な範囲でのほぼ同時多発的発生である不可解。そして現在、世界各地はさまざまな感染症で埋め尽くされている
 In Deep 2022年5月21日

 

この記事を書いてすぐに、感染確認と、感染疑い例が報告された国は 17カ国となり、感染確認と感染疑い事例の数は、合計で 204人となっています。


Monkeypox tracker

前回から増えたのは、スイス、フランス、スウェーデン、オーストリア、アルゼンチン、ギリシャです。

南米のアルゼンチンが入ってきたということにも「唐突感」があります。

スペインでは、感染確認と感染疑い症例の数が合計で 93件と急速に増えています。

現在の感染拡大の状況とサル痘の潜伏期間から、今後も感染事例は増加すると見られます。サル痘の潜伏期間は、一般的には 7日-14日ですが、今回のサル痘の潜伏期間は不明です

そのような中で、ベルギーが、

「感染者の強制隔離を始めた」

と英デイリーメールが報じています。

その隔離期間は「 3週間」と、非常に長いものとなっています。

結構長い記事ですので、そのあたりにふれていた記事前半をご紹介します。


ベルギーが強制的なサル痘検疫を導入した最初の国となった。14か国で発生が確認され、英国では「大幅な増加」が警告されており、陽性と判定された人たちは 21日間隔離される必要がある。

Daily Mail 2022/05/20

ベルギーは、強制的な 21日間のサル痘検疫を導入した最初の国となった。14か国でこのウイルス性疾患の発生が確認され、英国では、症例の「大幅な増加」を医師たちが警告している。保健当局は、この国で 3件の症例が記録され、ウイルスに感染した人は 3週間自己隔離する必要があるという。

ベルギーで最初の感染が記録されたのは 5月20日で、感染事例はすべて港湾都市アントワープでの祭りに関連していた。

英国では、この感染症の「大幅な」増加に直面しており、その広がりを封じ込める上で政府の対応は「重要」であると医師たちが警告している。

英国性的健康とHIV協会 (BASHH)の会長であるクレア・デュースナップ博士は、このアウトブレイクは、英国の性的健康サービスへのアクセスに「大きな影響」を与える可能性があると述べた。

英国健康安全保障局の主任医療顧問であるスーザン・ホプキンス博士は、サル痘が英国の地域感染を通じて広がり、毎日より多くの症例が検出されていると警告している。

5月21日には 11人の英国人がサル痘ウイルスに対して陽性であったことを明らかにし、英国での感染者は合計で 20人となった。

英国の症例には、現在危機的な状態にある英国の子どもが含まれる。この子どもは、現在、ロンドンの病院で治療を受けている。ヨーロッパ全体ではさらに 100件の感染が記録されている。

 

サル痘は、本来は、アフリカ西部と中央部の熱帯地域で発生する稀なウイルス感染であり、感染者との「非常に密接な接触」によって伝染する可能性がある。

通常は感染しても症状は軽度で、ほとんどの患者たちは治療なしで数週間以内に回復する。しかし、この病気は、感染した 100人に1人を殺す致命率を持つ菌株である可能性がある。

サルで最初に発見されたこの病気は、密接な身体的接触(および性的接触)を通じて人から人へと伝染する可能性があり、サル痘ウイルスによって引き起こされる。


 

ここまでです。

うーん、やっぱり何だか「一種の性的感染症」のような説明が節々に出ます。

ただ、現在イギリスで「危機的な状況にある」と説明されているのは「子ども」とありますので、性的な接触以外でも感染は確認されているようです。

 

それにしても、これは……今のまま進行すると、「またロックダウン」という可能性がありますね。

デイリーメールの記事にも、

> サル痘の広がりを封じ込める上で政府の対応は「重要」であると医師たちは警告している。

とありますし……「またかよ」という話になるのも近いかもしれません。

 

サル痘がコロナと異なるのは、すべての症例ではないだろうにしても、

「天然痘のような皮膚症状がある」

ということでしょうか。

コロナの場合は、それが単なる風邪でもインフルエンザでも感染性胃腸炎でも、PCRで陽性(偽陽性を含む)であれば、コロナと判定されてきた経緯があり、実際、単なるインフルエンザでコロナと判定された人たちが世界で何億人いたのかわからないほどです。

しかし、サル痘は他の病気とはあまり類似していない症状がいくつかあり、本当にこのウイルスが流行しているのであれば、「目に見えてわかる」状態になると思われ、コロナ以上の公衆衛生上の懸念が当局から示される可能性もあります。

パンデミック宣言などが出されたとすれば、おそらく「ロックダウン時代に逆戻り」です。

私自身は、いかなる病原体に対しても、人的交流の遮断による感染拡大抑制政策はすべてに反対ですが、まあ、ここではそれはいいです。

 

そういうことより、「今の時代にサル痘のような病気が流行するかもしれないことの何が問題か」ということがあります。

今の時代、というのは、

「人類の多くが、コロナワクチンによって自然免疫を失っているかもしれない時代」

ということです。

この、自然免疫を失った状態の社会に病原体が広がるということは、もともと感染力がさほど強くないような病原体を「強くする」結果にもなり、また、もともと致死性がそんなに高いわけでもないウイルスの「致死性を高める」という結果にもなりかねないと考えます。

そのことを少し書かせていただきます。

ワクチン後の免疫崩壊のメカニズム

コロナワクチンとはいっても、いろいろなタイプのコロナワクチンがありますので、ここでは、 mRNA コロナワクチンに特化した話とさせていただきます。

この「自然免疫の崩壊」については、いくつかのメカニズムがあると思いますが、そのひとつは、以下の記事で、米マサチューセッツ工科大学 コンピューター科学人工知能研究所の上級研究員であるステファニー・セネフ博士の論文をご紹介しています。

 

[記事] コロナワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDSとも)への警告に関する論文からも、ストレートな曝露を受けた小さな子どもたちへの懸念がさらに
 In Deep 2022年5月4日

 

セネフ博士は、mRNA コロナワクチンの主要な3つの問題のうち、最初の問題を、以下のように書いていました。

 

(ステファニー・セネフ博士の論文より)

> 1つ目は、主に、インターフェロンαとそれに関連するシグナル伝達カスケードの抑制を介した自然免疫の広範囲な破壊です。この抑制は、潜在的なウイルス感染の再活性化や、将来の感染と効果的に戦う能力の低下など、さまざまな結果をもたらします。 (ncbi.nlm.nih.gov

 

ここにある「シグナル伝達カスケード」というのは、シグナル伝達は、細胞のシグナルの伝達のことで、カスケードは日本語では「連鎖反応」という意味のようですので、細胞での「通常の連鎖反応が抑制される」という意味だと思いますが、専門的には違う意味かもしれません。

また、アメリカの医師団体である AFLDS (アメリカズ・フロントライン・ドクターズ)の記事には、以下のように書かれてあり、ワクチン後の免疫不全は永久に続く可能性があるとしています。

 

(AFLDS の記事より)

> 医学誌ニューイングランド・ジャーナルオブメディシンの研究者たちは、コロナウイルスのスパイクタンパク質に対する自己免疫応答は「無期限に続く」可能性があることを発見した。

 

この医師団体の記事では、かなり詳細にこのワクチン後の免疫不全症候群の発生メカニズムを記していまして、「 Ab抗体 」というものや、「 IgG抗体」の影響などが記されています。

この AFLDS の記事は、昨年 12月の以下の記事で翻訳しています。

 

[記事] 米国の医師たちが懸念するブースターショットによる後天性免疫不全の爆発。そして個人的に懸念する「コロナ遺伝子のHIV的な挙動」から見るこれからの数年
 In Deep 2021年12月13日

 

そして、この免疫浸食あるいはワクチン後免疫不全は、「接種回数を重ねるほど、悪化する可能性」も記されています。

 

(マイケル・イェードン博士へのインタビューより)

> 後天性免疫不全が 2回の接種のわずか数ヶ月後に発生しているとした場合、ほとんど試験されていない「ブースターショット」の影響により、さらに急速に、そして、より大きく免疫が侵食される可能性を排除できるでしょうか? そして、その反応はどうなるのでしょうか? まして、4回目の接種など狂気です。 (In Deep

 

そして、 1年以上前の記事ですが、以下の記事では、元ゲイツ財団のボッシュ博士が、「 mRNA コロナワクチンは免疫を奪う」と繰り返し警告していました。

 

[記事] 「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人類の存続のためにワクチン使用停止を訴える
 In Deep 2021年5月5日

 

ボッシュ博士は以下のように述べていました。

 

(ボッシュ博士のインタビューより)

> ワクチンを接種をした人たちは、自然の免疫の最も重要な部分をワクチン接種と同時に失っているのです。生まれつき持っていた免疫システムをです。

> なぜなら、生来の抗体は自然抗体 IgM (感染の初期に生体防御の初段階を担う免疫抗体)ですが、このウイルスを束縛するために抗原特異的抗体に、それが打ち負かされてしまうのです。

> この意味としては、その人たちは、「免疫反応がない状態のまま」となってしまいます。

> なくなるのです。
> 免疫がすべてなくなるのです。
> 免疫をすべて失うのです。

 

この記事を書いた 1年前には、それはたとえば変異した新型コロナウイルスに対してだとか、そういうことしか思っていなかったですが、ふと気づいてみれば、先ほどリンクしました記事「…現在、世界各地はさまざまな感染症で埋め尽くされている」の後半で書きましたように「あらゆる感染症が増加し続けている」時代となっています。

 

そこに「サル痘の登場」ですよ。

 

仮に、セネフ博士やボッシュ博士が述べるような「免疫の崩壊」が、接種した人たちの中のある程度の割合に進行しているとすれば、これはその中での「新たなパンデミック」となります。自然免疫が崩壊しているかもしれない人たちが数多くいる中でのパンデミックです。

 

実際には、新たな病原体など出てこなくとも、人類の多くがエイズと同じような状態になっていくことは昨年から、一部の専門家たちの間で確実視されていました。つまり、新しい病原体など出てくる必要もなく、数多くの人たちの生命に危機が迫っていました

HIV の場合は、感染からエイズ発症まで 5年から 10年と言われていますが、ワクチン後免疫不全症候群は、もう少しと早いと見られていまして、もちろん、人によって異なるとしか言いようがないですが、元ファイザー社副社長のマイケル・イェードン博士は、

「後天性免疫不全が 2回目の接種のわずか数ヶ月後に発生している」

という例を述べています。

長々と書いてしまいましたが、このような理由により、「現時点でのサル痘は困る」のです。

免疫不全状態の社会の中で誰も経験したことのない病原体が流行してはいけないのです。

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