コロナとインフルのワクチンを同時接種した場合の脳卒中の発生率の高さを示した米国の研究

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コロナとインフルのワクチンを同時接種した場合の脳卒中の発生率の高さを示した米国の研究

二価新型コロナウイルス感染症ワクチン接種後の虚血性脳卒中

medrxiv.org 2023/10/15

Ischemic Stroke after Bivalent COVID-19 Vaccination: A Self-Controlled Case Series Study

概要

はじめに  これまでにいくつかの研究が実施されているにもかかわらず、二価新型コロナウイルス感染症ワクチン接種と虚血性脳卒中との潜在的な関連性は依然として不確かだ。

研究の目的は、二価の新型コロナウイルスワクチン接種後の虚血性脳卒中のリスクを評価することだった。

方法  カリフォルニア州の大規模な医療システムにおいて、2022年9月1日から 2023年3月31日までに虚血性脳卒中を経験した12歳以上の会員を対象に、自己対照症例群研究が実施された。虚血性脳卒中は、救急部門および入院患者環境で ICD-10 コードを使用して特定された。

リスク間隔は、ファイザー・ビオンテックまたはモデルナの二価新型コロナワクチン接種後 1〜 21日および 1〜 42日として事前に指定された。リスク間隔以外のすべての作業時間は、制御間隔として機能した。

年齢、SARS-CoV-2感染歴、インフルエンザワクチンの同時投与ごとに全体およびサブグループ分析を実施した。

結果  4933 件の症例において、ワクチン全体およびサブグループ別に 21日のリスク間隔内でリスクの増加は見られなかった。

しかし、ファイザーの二価ワクチンとインフルエンザワクチンを同日に同時投与した 65歳未満の個人では、42日のリスク間隔以内にリスクの上昇が出現した

相対発生率 (RI) は 2.14(倍)だった。SARS-CoV-2感染歴もある人の場合、RIは 3.94(倍)だった。チャートのレビュー後、RI はそれぞれ 2.35 および 4.33だった。

モデルナ二価ワクチンの接種を受け、SARS-CoV-2感染歴のある65歳未満の人の場合、カルテ確認前の RIは 2.62、カルテ確認後は 2.24だった。

結論  1~ 42日間の解析における二価新型コロナウイルスワクチン接種と虚血性脳卒中との潜在的な関連性は、インフルエンザワクチンの同時投与と SARS-CoV-2 感染歴のある65歳未満の個人についてさらなる調査を正当化する。

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