「コロナワクチン接種後の抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎の発症」についての広島大学の論文

スポンサーリンク
ワクチン接種 コロナワクチン

「コロナワクチン接種後の抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎の発症」についての広島大学の論文

コロナワクチン接種後に八代亜紀さんのような皮膚筋炎を発症する可能性がある。

抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎というのは、歌手の八代亜紀さんが亡くなった原因となった病名です。

(報道)八代亜紀さん死去 抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎とは…膠原病の一種、指定難病 (スポーツ報知 2024/01/10)


新型コロナウイルスワクチン接種後の抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎の発症について

academic.oup.com 2022/08/11

Appearance of anti-MDA5 antibody-positive dermatomyositis after COVID-19 vaccination

概要

一般的な自己免疫疾患である皮膚筋炎の直接の原因はまだ正確に特定されていないが、いくつかの研究により、この症状がウイルス感染や居住地域などのさまざまな患者関連要因や環境要因と関連付けられている。

本報告では、コロナウイルス感染症2019(COVID-19)に対するワクチン接種後に発症した抗黒色腫分化関連遺伝子5(MDA5)抗体陽性皮膚筋炎を呈する患者の経験について述べる。

この患者は同時に、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ抗体陽性の緩徐進行性インスリン依存性糖尿病 (SPIDDM) と診断された。

彼女のヒト白血球抗原検査により、彼女が DRB1*04:05 対立遺伝子を発現していることが明らかになった。この遺伝子型は抗 MDA5 抗体陽性皮膚筋炎と I型糖尿病の両方に対する感受性を高めることが知られているため、これは重要だ。

私たちの知る限り、これは、新型コロナワクチン接種後に特定され、潜在的に感受性のある遺伝子型を呈する SPIDDMを合併した皮膚筋炎の最初の症例となる。

患者の遺伝的素因も、新型コロナワクチン接種後の自己免疫疾患の発症に重要である可能性がある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました