かつてなく見捨てられている能登半島の被災地、被災者を追い出し閉鎖する避難所、打ち切られる行政支援

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能登半島地震復旧 地震

かつてなく見捨てられている能登半島の被災地、被災者を追い出し閉鎖する避難所、打ち切られる行政支援

自衛隊の給食支援を確約させた気迫の山本太郎議員

読者の方からの情報です。
野口健さんの一連の投稿を読んでいると、被災地の酷い状況が伝わってきます。
(まゆ)
 
 能登半島地震後の現状は異常です。寝袋や簡易トイレなど積極的に支援されている野口健氏が「今回は今まで僕が経験した被災地と何かが違う。」とコメントされているのが象徴的です。「2月末時点で県内の1万1449人が避難生活を送り、断水は約1万8880戸で続くが、仮設住宅の建設は途上の段階。被災地はがれきが手つかずのまま残る地域も目立つ。」と報じられ、避難所すら多くの被災者を放り出すかのように閉鎖されているというのです。放り出されて行き場のない被災者は「自主避難」扱いとなり、行政支援が強制的に打ち切られるという。野口氏は「今後、閉鎖する避難所が多い中で『行き場がなく半壊した自宅に戻るので寝袋が欲しい』」という問い合わせを多く受けているそうです。被災者はこの寒空に寝袋を求めておられる。報道ステーションでは「崩れた屋根瓦を撤去したり、避難先に家財道具を運んだりなどの作業にあたる」高い専門性や技術を持った方々のボランティアを取材していました。しかし圧倒的な人手不足は明らかです。

 3月5日参議院予算委員会の山本太郎議員の質疑は、初っ端の「総理、いつ辞めるんですか」の質問が注目されていますが、後半の能登への支援要請の部分は非常に重要でした。岸田首相は呼ばれもしない政倫審には自らしゃしゃり出るのに、災害対策特別員会には出席せず、予算委員会の場は裏金問題がほとんどで能登半島は置き去りだと指摘しました。発災からこれまでの岸田首相の対応から被災地に関心を払っていなかったことを確認し、未だに能登半島地震に特化した補正予算を組んでいないばかりか来年度予算に被災地に特化した予算がないことも指摘しました。

 そして自衛隊の活動に焦点を絞ります(22:35〜)。災害時の自衛隊の炊き出し(給食支援)は通常、各自治体の調達した食材を使って行うそうですが、今回は被災した自治体が食材の調達をするのは困難だったため、人道的見地から自衛隊の自前の食材を使って給食したそうです。山本議員の調査によると珠洲市だけでも一回の食事に2500食必要ですが、自衛隊による支援は直近でも1640食の提供でした。自衛隊は高い能力で一生懸命活動していますが、今なお支援が足りていない状況が明らかです。足りない食事はボランティア頼みです。「(崩れた家や瓦礫の撤去などを行う)技術系NPOも炊き出しができなければ被災者への食事が担保できない状態。やる気に溢れた自衛官のマンパワーを100%活かせずに民間の善意に甘えて復興を遅らせている状態に気づいてほしい。」「総理、必要食数に関しては自衛隊の炊き出しで確保すると約束してほしい」と強く迫りますが、岸田首相は自治体やボランティア頼みの「最大限の努力」という抽象的な答弁で逃げます。ヤジにもめげず山本太郎議員が気迫の確約を求め、岸田首相も逆ギレの応酬となりますが、ついには「必要食数を確認して足りなければ対応する」との首相答弁をもぎとりました。太郎議員ひと言「よかった。」ここまで戦ってやっと食事の確保です。

 裏金議員の処分は私たちが選挙で落選させる以外ありませんが、被災地支援は政府を動かす他ありません。
(まのじ)

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今回は今まで僕が経験した被災地と何かが違う。災害が発生してから二ヶ月間。

今だに車中泊をされている方々の姿、避難所に入れない、入らない方々の多さ、また閉鎖される「避難所から出ていかなければならず在宅避難、車中泊に逆戻りせざるを得ないケースがある」と被災者の方々、また被災自治体の職員の方からもお聞きしました。

道路、電気などの復旧は驚く程に早く訪れる度に作業にあたっている作業員の方々に頭が下がる思いです。しかし、被災者の置かれた生活環境には多くの課題が残されているのではないかと。

家屋が全壊または半壊され安全に住める状況ではない避難者は仮設住宅が完成するまで市や町の指定避難所で生活できるものだと思っていました。

避難所は仮設住宅が出来るまで「繋ぎ」だと認識をしていますが、その大前提が果たしてどれだけ徹底されているのだろうか。一部にその大前提が崩れていないのだろうか。

復興している部分もあれば逆戻りしている部分もある、と現場に訪れる度に感じてきました。

メディアの注目度も過去の災害と比較すると少ないような。「能登は見捨てられちゃったのかな」との声を被災地で耳にしたこともあります。

災害が起きて一月半が経った頃に「今だに敷き布団がなくダンボール1枚に毛布1枚で寝ています。寒くて、寒くて、夜中に何度も目が覚めてしまいます」とのご連絡を頂きましたが「この国は果たして本当に先進国なのか」と感じたのも事実です。

いずれにせよ色々な課題を感じつつ、今は出来る目の前のことを一つ一つやっていきたい。

山本太郎の国会質問!参議院・予算委員会(2024年3月5日16:46頃~)

マイコメント

今回の能登半島地震で政府の対応が遅いのは私の考えでは二つの目的があるのだろうと
推測します。

ひとつには緊急事態法が必要だという国民の声が沸き上がるのを待っていて、それを機に
緊急事態法を入れた憲法改正動議に持ち込みたいこと。
もうひとつは能登半島全体が海に囲まれている地形から日本列島から独立したスマート
シティを作るのに好都合な場所であることです。

最初の国民の声は残念ながら今のところ湧き上がって来てないので、しびれを切らして
地方自治法の改正でこうした事態が生じたときに政府の権限が行使できるように改正
することを閣議決定したのだと思います。

そして、後者のスマートシティ構想を進めるために災害支援を積極的に行わず、その対応に
耐え切れなず能登半島を去る人を増やしていることです。

住民が少なくなれば政府が時期を見て能登半島のスマートシティ構想を立案するでしょう。
その時に仮設住宅の代わりとなるスマートシティに住みたいと願う住民が増えるでしょう
から、政府にとっては一石二鳥の効果を生むのではないかと思います。

だから、政府が今やっていることは完全な国民見殺し政策です。
政府は目的あって何もしないことを優先しているのです。

もはや、今の政府は日本人のための政府とは言えません。

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