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イラン、ホルムズ海峡「再封鎖」 米との停戦期限控え緊張高まる

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ホルムズ海峡を通過する船舶 ホルムズ海峡

イラン、ホルムズ海峡「再封鎖」 米との停戦期限控え緊張高まる

昨日のアラグチ外相の「開放する」宣言から一転して再封鎖

 イランの軍事当局は18日、原油輸送の要衝ホルムズ海峡について、「以前の状態に戻り、厳格な管理・統制下に置かれた」と表明した。アラグチ外相は17日にイスラエルとレバノンが10日間の一時停戦で合意したことを踏まえ、停戦期間は海峡を「開放する」と明かしていたが、一転して「再封鎖」した形だ。米イランの2週間の停戦期限が数日後に迫る中、近く2回目の協議が開かれるとの見方が広がる一方、海峡を巡る緊張は高まっている。

 イランの軍事当局は「(米国が)海賊行為を繰り返している」とし、逆封鎖が解かれるまで管理下に置くと主張した。ロイター通信によると、18日に海峡の通過を試みた2隻の商船が銃撃を受けた。精鋭軍事組織・革命防衛隊が発砲したとみられる。

 アラグチ氏の「開放」の表明を受け、トランプ米大統領は歓迎する一方、戦闘終結の合意が成立するまで「逆封鎖」を続けるとしていた。

 米イランの協議で、米ニュースサイト「アクシオス」は17日、両国はイランが保有する濃縮ウランの備蓄を放棄する見返りに、米側が200億ドル(約3兆1700億円)の資産凍結の解除に応じる案を検討していると報じた。ただ、トランプ氏は自身のソーシャルメディアに「いかなる形でも資金は渡さない」と投稿し、イラン側も反発する可能性がある。

 アクシオスによると、両国は高濃縮ウランの一部を第三国に搬出し、残りは国際的な監視下でイラン国内で希釈することも協議している。米国への移送を求める米側と、国内での希釈を主張するイラン側との「妥協案」だという。両国は和平に向けた3ページの「覚書」も議論しており、イランによるウラン濃縮の「自主的」な一時停止も含まれる。

 また、トランプ氏はアクシオスに対し、「1~2日以内」に合意できるとの見通しに言及した。米メディアはパキスタンで19日か20日に2回目の協議が開かれる可能性があると報じた。トランプ氏は記者団には22日までに合意できなければ、再攻撃に踏み切ることを示唆した。

 一方、イランのタスニム通信は18日、イランが米国による「海上封鎖」の継続や「過度な要求」を理由に米側との2回目の交渉に同意していないと報じた。【ワシントン松井聡、エルサレム松岡大地、ニューデリー松本紫帆】

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