高市首相、国連で削除訴えた「旧敵国条項」 中国も賛成したのに…昨年から対日牽制に利用
すでに無実化していても中国だけは敵国条項を忘れない!
高市早苗首相は22日夜(日本時間23日午前)の国連総会演説で、第二次大戦の敗戦国を対象に定められた国連憲章の「旧敵国条項」について「早急に削除されるべきだ」と表明した。条項は既に死文化し、中国を含む加盟国が削除方針で一致している。一方、中国は昨年、高市政権発足後に旧敵国条項を持ち出し、今なお有効であるかのような主張を展開している。
突如持ち出した中国
「安全保障理事会の許可を要することなく、直接軍事行動を取る権利を有する」
在日本中国大使館は昨年11月21日、X(旧ツイッター)でこう投稿し、旧敵国条項を持ち出して日本を牽制した。
中国政府が日本への軍事行動の根拠として旧敵国条項を公然と掲げるのは、近年の対日発信では異例だった。高市首相の台湾有事を巡る国会答弁に中国側が反発する中での発信だった。
これに対し、日本政府は同23日、「死文化した規定がいまだ有効であるかのような発信は、国連において既に行われた判断と相いれない」(外務省のX)と反論した。
ただ、中国はその後も旧敵国条項を繰り返し持ち出している。中国外務省は今年8月19日、条項の「拘束力」を強調。9月2日にも「関連条項は今なお有効だ」と主張し、53条、77条、107条を列挙した。
中国、高市首相の旧敵国条項削除要求に反対姿勢を示す「軍国主義が脅威になることを防ぐ」
【ワシントン=三塚聖平】中国外務省の郭嘉昆報道官は23日の記者会見で、高市早苗首相が国連憲章の「旧敵国条項」について国連総会で早急な削除を求めたことに対し、「ファシズムや軍国主義が再び国際的な平和と安全に対する脅威になることを防ぐという目的がある」として反対する姿勢を示した。
中国政府は、高市首相の台湾有事に関する国会答弁を機に対日姿勢を硬化し、高市政権に関し「新型軍国主義」などと批判している。
郭氏は、高市政権について「侵略の歴史を否定し、戦争の犯罪行為を美化しているだけでなく、再軍備化を加速させている」と主張し、「戦後の国際秩序に公然と挑んでいる」と非難した。
高市首相は22日夜、就任後初めて国連総会の一般討論演説に臨み、敗戦国を対象とした国連憲章の「旧敵国条項」の早急な削除を主張した。



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