中国が侵攻する台湾有事に備えて、政府は県に対し沖縄から避難する住民の受け入れについて協力を要請しました。

政府は台湾有事などの際に沖縄・先島諸島の住民ら12万人を島外に避難させ、九州と山口の8県で受け入れる計画を立てています。仁井谷興史内閣参事官が15日、県庁を訪れ、岡本文雄防災局長らと会談しました。

この中で、政府が避難住民の収容先や医療の提供など受け入れ規模の調査を依頼した場合に協力するよう要請したということです。

(仁井谷興史内閣参事官)「関連する部局で横断的な検討体制の立ち上げ、また県だけで受け入れが出来るというものでもありませんので、県と市町村とで協力した形での検討体制の立ち上げについてお願いしたいと思っています」

政府は台湾有事の際の受け入れ態勢構築について来年度中に初期段階の計画を取りまとめる方針です。