ネット通販で買った「9800円」の服が写真と全然違いました…。
返品不可」と書かれていたら諦めるしかありませんか?
ネット通販は原則としてクーリング・オフの対象外ですが、「返品不可」と表示されていても、状況によっては返品や契約の取り消しが認められる可能性があります。
本記事では、ネット通販で「返品不可」と書かれていた場合に確認したいポイントやトラブルを防ぐための対策について解説します。
ネット通販で購入したものはクーリング・オフできない?
ネット通販で購入したものは、「クーリング・オフ制度」の対象外です。
クーリング・オフとは、訪問販売や電話勧誘販売などで契約した場合に、一定期間内であれば理由を問わず契約を取り消せる制度です。しかし、自分の意思で商品を選んで購入する通信販売には、この制度は適用されません。
そのため、「写真とイメージが違った」「サイズが合わなかった」といった理由だけでは、クーリング・オフによる返品はできません。
ネット通販で返品できるかどうかは、販売事業者が定めている返品ルール(返品特約)によって決まります。ショップによっては、未使用品であれば一定期間内の返品を受け付けている場合もあるため、購入前に返品条件を確認しておくことが大切です。
なお、返品特約が表示されていない場合は、消費者が返送時の送料を負担することで、商品を受け取った日を含めて8日以内であれば返品できると定められています。
「返品不可」が記載されている場所によっては返品できる可能性がある
ネット通販で「返品不可」と表示されている場合でも、必ず返品を諦めなければならないわけではありません。
通信販売では、注文を確定する直前の「最終確認画面」に、消費者が契約内容を十分に確認できるよう、重要事項を分かりやすく表示することが特定商取引法で求められています。
表示が必要な項目は、次の通りです。
・商品の数量や定期購入の場合の購入回数・内容
・商品代金や送料を含めた支払総額
・支払時期・支払方法
・商品の発送時期や提供時期
・返品・解約の条件や問い合わせ先
・申込期限(期間限定販売の場合)
このように返品や解約の条件は、購入者が見つけやすい場所に表示されていなければなりません。
事業者がこれらの重要事項を表示していなかったり、消費者が誤認するような表示によって契約したりしたケースでは、契約の取り消しが認められ、返品が認められる場合があります。
ネット通販でのトラブルを避けるためにすること
通信販売で返品や定期購入に関するトラブルを避けるためには、購入前の確認が欠かせません。
商品を注文する際は、返品条件や利用規約、特定商取引法に基づく表示を確認しましょう。特に最終確認画面では、「1回限りの購入か」「定期購入になっていないか」「返品可能か」「解約方法はどうなっているか」などを確認することが重要です。
また、万が一に備えて、注文を確定する前に最終確認画面をスクリーンショットで保存しておくとよいでしょう。事業者へ解約や返品の連絡をした際は、メールの送信履歴や電話の日時・内容なども記録として残しておきましょう。
事業者との話し合いで解決しない場合や対応に不安を感じた場合は、早めにお住まいの地域の消費生活センターへ相談することをおすすめします。
ネット通販で「返品不可」と記載されていても最終確認画面の表示によっては返品できる可能性がある
ネット通販で購入した商品は、原則としてクーリング・オフの対象外です。そのため、返品が認められるかどうかは販売事業者が定める返品条件によって決まります。
ただし、「返品不可」と表示されていても、返品や解約に関する条件が分かりにくい場所に表示されていたり、消費者が誤認するような表示がされていたりした場合は、契約の取り消しや返品が認められる可能性があります。
ネット通販でトラブルを防ぐためには、注文前に返品条件や最終確認画面の内容をよく確認し、スクリーンショットなどの証拠を残しておくことが大切です。万が一トラブルが発生した場合は、早めに消費生活センターへ相談しましょう。
出典
独立行政法人 国民生活センター 通信販売はクーリング・オフできません
消費者庁 通信販売における”最終確認画面“ について(1ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー


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