コロナウイルスに平成24年に発効した「特借法」をなぜ使わないのか?

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政治・経済

殺人鬼か<本澤二郎の「日本の風景」(3613)

<五輪のために「使える法律を隠し、感染者を野放しにした」大罪>

 今日の房総半島は春爛漫、梅の花が半分も散って、狭い庭に斑点ができている。昨日は寒空で一日部屋に閉じこもっていたため、夕暮れ前にラジオで国会中継を聞いて、ふと思ったのだが、それは「安倍は殺人鬼か」ということだった。

 国民の生活重視は口先だけ、健康など考えていない。彼の頭は五輪開催一筋、そのため生きられるお年寄りが、どんどん亡くなっている。報道されている死者はごく一部なのだ?

 この日のために、用意されていた法律に蓋をしていたことを、有能な医師で参院議員の足立信也追及で、しっかりと理解することが出来た。

<足立信也追及で判明した安倍の独断専行に非難ごうごう>

 足立議員のいう「特措法をなぜ適用しなかったのか」という、穏やかだが鋭い追及質問に目が覚めた。

 彼こそが政治屋でなく、人間に命を守るための政治家なのだ。特措法とは何か、調べると、それは「新型インフルエンザ等対策特別措置法」(平成24年)のことだった。

 なぜ厚労省はこれを使わなかったのか。大臣は安倍家の御用人で知られる加藤勝信、加藤の義母と安倍の母親は、切っても切れない関係にある。安倍が後継者にしようとしている人物だが、今回の事件処理で失墜した。安倍4選に向けて加藤も、この特措法を、安倍と共に封じ込めたのだ。「国民を殺しても、五輪・4選を優先させた」と国民は怒り狂うしかない!

 特措法は「緊急事態宣言」も明文化、真っ先に国と都道府県は「医療機関の提供」をしなければならない。肺炎の疑いのある市民は、都道府県の、対応する窓口に行けば、検査してもらえる。当然、感染者は大量に見つかるのだが、このことが五輪開催阻止につながる!

 安倍はこれを作動させず、自身の独断専行で、一律に学校の「休業」宣言をして、日本列島を大混乱に陥れている。そのための休業補償だけでも2兆円超、安倍が用意した予備費2700億円では対応不能だ。超軍拡予算の5兆円を削るしかない。どうするシンゾウ?

<児童生徒の集団感染は武漢でもなかった!>

 参考までに指摘すると、児童生徒の集団感染は、中国でも見られない。お年寄りや持病持ちの人たちが被害者だ。

筆者注)
確かにこの児童生徒が集団感染していないというのは事実であり、主な感染者で
症状が出ているのは大人と老人である。
すでに、日本では原因不明の肺炎で亡くなった方は相当いることだろうと思うが、
もし、検査していたらコロナウイルスが確認されているだろうと思います。
政府がこの特借法を出さずに、緊急事態法で何とかしたいと言っているのは憲法
改正で予定されている「緊急事態条項」を実現させるための予備演習だと言えます。

 安倍官邸に、まとわりつく専門家も承知しているはずである。「子供が感染の主役」とする科学的根拠は、これまでのところ不明である。

 安倍の独断に、地方では反乱が起きている。当然であろう。

<肺炎死者のなかに相当数の感染者がいる!>

 問題は、検査を希望する市民を排除してきたことである。

 肺炎で亡くなっている高齢者は多い。「感染者ゼロ」でいいのか。誰もが疑問を抱いている。常識的に見て「相当数の感染者がいる」と推認できる。そこからまた感染が拡大している。

 新型肺炎の予防体制が出来ていない中小の病院の中には、休診する病院も出ている、との報告もあるようだ。

 医療体制の完備を怠ったツケであろう。特措法で対応すべきだった。今からでも遅くない。突然「新法で」と安倍は言い出した。化けの皮がはがれた証拠であろう。

 繰り返す、特措法で対応せよ、である。

<三木武夫長女(78歳)の肺炎死が気になる>

 先日、ネットで三木武夫元首相の長女が肺炎死した、と報じられていた。彼女の夫は、首相秘書官で医師だったのだが。

 しかと検査をしていたのかどうか、が大いに気になる。

 新型肺炎による感染死を、単なる肺炎死で処理して、事態を小さく見せようとしている安倍の対応は、狂気の沙汰である。

 トランプも慌てている。ボールを副大統領に投げた。代わりの副大統領を準備しているという。韓国の駐留米軍を心配しだした。株は史上最大の暴落で、トランプの魔術も、アベノミクス同様、はげ落ちてしまった。11月大統領選は民主党の78歳のリベラリストのバーニー・サンダースの芽が確実に出てきた。

 殺人鬼の汚名をそそげるか、不可能に近い。

2020年3月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1048.html

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