セスが語る「伝染病/感染症のスピリチュアルな意味」

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伝染病/感染症のスピリチュアルな意味

出典元 メタフィジックス通信

Jane Robert, ‘The Individual and the Nature of Mass Events: A Seth Book’ , Part One: Events of “Nature.” Epidemics and Natural Disasters, Chapter 1: The Natural Body and Its Defensesより 

(ここから)

 “あるレベルでは、死は発生した時代に対する抗議です。ただし、そこに関わる人には個人的な理由があります。もちろん、その理由は個人によって異なりますが、そこに関係した人たちは個人的な考えを超えて、(潜在意識のレベルで)”目的を果たすために死を望んだ”のです。そのような死は、生き残っている人たちに自分たちの置かれた条件に疑問を抱かせることを意味することもあります。種族というものは、社会が受け入れている信条を超えて、そのような大量死に理由があることを無意識のうちによく知っているのです。歴史を振り返ってみると、貧困層の窮状が恐ろしく耐え難いものであった時代にペストが発生し、そのような状況をもたらした社会、政治および経済的環境の大部分を、文字通り完全に破壊しました。 ”

“通常、死を引き起こす可能性のある多くのウイルスは、他のウイルスと同様に存在し、体の全体的な健康や平衡を維持するために必要な活動に寄与します。しかし、特定のウイルスが(ある種の)精神状態によって高度に活性化されたり、過剰生産されると、”致命的”な結果をもたらします。”

“(伝染病の)アウトブレイクは、政治的、社会学的、経済的に乱れた条件の下で発生します。多くの場合、そのようなアウトブレイクは、効果のない政治的または社会的行動の後、つまり何らかの統一された大規模な社会的抗議が失敗したり、絶望的な結果に終わった後に起こりやすくなります。しばしば戦争中にも、国が関与する戦争に反対する大衆の側で発生します。その初期の段階で、伝染は精神的に現れます。絶望は、どんな媒介よりも素早く蔓延するのです。”

“人生は一度しかないものと信じるなら、そのような状態は非常に悲惨に思えるでしょう。どう考えても、素敵には見えません。感染症の犠牲者一人一人は各々の死を経験しますが、それは大規模な社会的抗議の一部になります。彼らと親しかった人たちの生活は揺さぶられ、流行の程度に応じて社会自体のさまざまな要素が混乱し、変化し、再編成されます。そのような流行が最終的に政府の転覆、戦争の損失の原因となることもあります。”

”伝染病の流行には、多くの目的があります。特定の条件が容認されないことへの警告であり、ある条件が変更されるまで継続的に表明される生物学的な怒りなのです。”

”死の光景は人々に人生の意味を垣間見せ、社会学的、政治的、精神的に新しいアイデアを湧き起こし、あなたたちの言葉で言う、無駄死にがないようにします。伝染病には公的な性質があり、公共の問題を明らかにするのです。”

”病気の種類は、時代を経て変化します。流行するものもあれば、廃れてしまうものもあります。しかしすべての伝染病は、生物学的および精神的な集団の声明です。それは、あらゆるレベルで忌まわしい特定の物理的条件をもたらす大衆の信念を指摘します。しばしば戦争と共に起きることがあるのは、それが生物学的な抗議を表すからです。”

”おかれた環境が生活の質を脅かすような時はいつでも、そのような集団的声明があります。生活の質は、ある程度のレベルに達しているべきであり、だからこそ種族の中のすべての個体が成長できるのです。”

セスの話をまとめると、生物は種族として(あるいは集合意識として)自分たちの置かれた状況が好ましくないにも関わらず、その状況が改善されない絶望に支配されると、生命力が低下します。その怒りや抗議は伝染病として現実化し、やがて問題のあるシステムを破壊し、新しい変化を起こすきっかけとなるのです。これはあくまで、スピリチュアルな視点の話ですけどね。

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種としての人類の生存

私たちは生物学的な種という点では、動物と変わらない自然の一部だとセスは言います。生存に適した環境が整っていなかったり、愛されていることを十分に感じられない状況で、生き延びるのは困難です。

”絶望や無関心は、生物学的な”敵”です。社会状況、政治、経済政策、そして宗教的もしくは哲学的な枠組みの中で、そのようなマインドの状態が助長され、生物学的な報復がもたらされます。”

思考が選べるなら、絶望と希望、どちらの状態に留まりたいかは明白だと思います。絶望に対するスピリチュアルな解毒剤は、希望と信頼です。そして何より、愛がそれらを強くします。

”愛は自尊心を育て、生きることへの熱意と、生命の完全さに対する信頼を養います。”

かと言ってセスは「ドントウォーリー、ビーハッピー(心配するな、ハッピーでいよう)」なんて、無茶な檄を飛ばすタイプでもありません。ただ、絶望を蔓延させる社会的な価値観を疑い、目に見える枠組みを越えた視点を持つことが役に立つだろうと話します。

”あなたたちは今、人類の文明が、善良な意図や理想を反映して進路を変えるという新しい道の模索に関わっています。これを実現するには、あなたが個人的に取る各ステップが、達成したいと思う目標や理想に適していることを確認してください。あなたの取る方法が、あなたにとって理想的であるように気をつけるのです。そうすると、自動的に個人としての人生に刺激、自然な熱意、創造力が与えられ、それが社会、政治、経済、科学の世界に反映されます。これは努力する価値のある挑戦ですから、読者のみなさんにはぜひ挑戦していただきたいと思います。”

スピリチュアルの教えは、現実を理解するための数あるセオリーのひとつであり、そのための寓話や物語と言ってもいいと思います。それがすべてを解決することはありませんが、時々、心を自由にする気づきを与えてくれます。

私たちは、多少のフリーズはあっても、今回もきっと困難を乗り越えるでしょう。これまでもそうしてきたように。

(ここまで)

マイコメント

今回のコロナウイルスは人工的なウイルスと言われています。こうした人工ウイルスは自然

発生しませんが、セスの語るウイルスの流行が始まる要因は参考になるでしょう。

有史以来、科学文明を発展させ、その上に存在する人類を支配するべく様々な策を弄して

きた支配者の策略も次第に飽和状態に達しつつあります。

それに抵抗し、現文明を破壊し一から始めようとする多くの企みは人類の覚醒が進むにつれて

そのほとんどが失敗に終わるようになってきています。

人類もまた、そうした支配構造に反するために人為的にウイルスを作成し流行させるという

手段を起こしたのかもしれません。

いみじくも2020年という年は大きなターニングポイントになっていて、世界的に流行

する新型コロナウイルスが新たな世界の扉を開くきかっけになるかもしれません。

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